レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

パレホは2011年夏に帰還

ダニ・パレホは2011年の夏にマドリーへと戻ってくるだろう。マドリーはヘタフェへの移籍の際の契約にある買い戻しオプションを行使する意思がある。というのは、パレホが来シーズン、シャビ・アロンソの良い代役になるだろうと考えているからだ。

モウリーニョは、守備的な側面を持っているケディラとラスとは異なるシャビ・アロンソの長所であるボールの出し入れを,パレホに求めている。

買い戻しのために、マドリーはヘタフェに対し500万ユーロ支払うことになるが、この額はパレホが2009年にヘタフェへ移籍した際の移籍金より200万ユーロ多い額である。

ヘタフェとは4年の契約があるが、最初の2年について買い戻しの権利がマドリーについている。

マドリーは、パレホにとって最初のプリメーラでのフルシーズンとなった昨シーズンのプレー(36試合1937分出場、6ゴール)を見て、彼を呼び戻すことを考えた。

素晴らしいデビューではあったが、最終的にはもう1年ヘタフェにおいて成長させた方が良いという判断を下していた。

実際、パレホは成長している。今シーズンはリーガでは1試合しか欠場しておらず、14試合1170分に出場し2ゴールを挙げている。ELでは5試合に出場し1ゴールである。

アスは10月12日にパレホについてすでに報じており、イタリアではパレルモとの関係も報じられていた。

だが、パレホは遠からずマドリーへ、15年過ごしたホームへと帰ってくるだろう。

・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・

アスの記事より。

実はシャビ・アロンソの控えとなる選手がいないマドリー。ピボーテはいても、彼のように長短のパスに優れた選手はいない。

だから、グラネロはどうだろうという話題も出てきているわけだが、パレホもカンテラの至宝と言われる中盤のパサーであり、理解できる人選といえるだろう。

ヘタフェでもピボーテに近い位置でプレーしているようで、役割に全くあわない選手ではない。

とはいえ、イメージとしてはトップ下に近い仕事が得意なのかなと思っていて、シャビ・アロンソのようにボールを散らすより、ショートパスで崩す起点になるような選手のように思っている。

その点で、今のシャビ・アロンソと同じ仕事をさせようと思うとちょっと難しいかもしれない。カウンターの起点と言うよりは、ポゼッションした時にゴール前で攻撃に加われる選手という雰囲気になりそう。

それに、体が小さいわけではないが(180センチ75キロとのこと)、今シーズンのシャビ・アロンソの場所を考えるとマルセロのカバーに代表されるように守備的な仕事も多いわけで、もう1人のピボーテに守備が得意な選手を置けばいいと言っても、守備での貢献ができないと苦しいようにも思う。

あとは週2試合、90分プレーできるタフさがあるかどうか。

このあたりが改善されてくれば、パサーとしての能力、ゴールを狙える能力の高さに問題はないわけで、期待できる選手。

シャビ・アロンソがいないと極端にだめになる攻撃を変える存在になってくれればと思う。