レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

PSGはカカ獲得に2500万ユーロを用意

PSGはカカの獲得に向けて2500万ユーロを用意するというニュース。

PSGはカカのために2500万ユーロ一括払いのオファーを準備している。

この金額はマドリーがカカとの交渉を許可するのに十分な金額であり、いいオファーとなるだろう。

マドリーの経営陣は、カカの件を経済的な問題とのみ捉えており、獲得当時にミランに支払った高額な移籍金のうち、満足いく見返りを望んでいる。カカは30歳になったことから、将来を疑問視されている。

ペレスはミランと6400万ユーロの移籍金で合意し、マンチェスターU.と合意した、ロナウドの移籍金である9600万ユーロと比較された。ロナウドの移籍はいいものだったが、カカはマドリーでロナウドの高みに並ぶことはなかった。

PSGが用意している2500万ユーロは市場価値に合ったものだ。

マドリーはカカと6年契約を結び、3年で3150万ユーロをミランに支払うことで移籍した。、契約年数の半分を終えたカカの移籍金の残りは毎年1050万ユーロとなっている。

カカがマドリーで続けない場合、マドリーへの移籍にかかるコストは3200万ユーロを超えないことになる。マドリーはいいタイミングで選手を手放し、2500万ユーロを得ることになる。

カカによる利益は広告料により何百万ユーロにもなる。

肖像権はクラブとカカで50%ずつ保有しており、カカは重要な収入源となるからだ。

一方で、マドリーは今後カカについて支払うはずだった2700万ユーロの年俸を節約できることになる。毎年900万ユーロの年俸は、マドリーの中でロナウドに次ぐ高額年俸だ。

こうしたことからPSGとマドリーの利害は一致しており、マドリーはカカについての交渉の扉を開けるかもしれない。合意に達するかは、地元ブラジルで開催されるW杯に向けて出場機会を増やしたいカカ次第であると考えられている。

PSGは今後数時間のうちにこのオファーに向けて加速し、マドリーでの年俸と同じ900万ユーロをカカに保障する可能性がある。フランスの税制は、スペインと異なり、税率が高いが、カカはマドリー時代と同じ年俸で続けられる自信を持っている。

・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・

マルカの記事を要約。

今シーズン、エジルがシーズンを通して素晴らしいプレーをしてくれたことで、カカの立場は非常に危ういものとなっている。

エジルが疲れるタイミングもあるだろうと思っていたが、重要な試合が続いたシーズン終盤でも、ただ出場するだけでなく、よく走って、攻撃に絡んでいた試合が多かった。その反面、カカは辛い状況に追い込まれたといえるだろう。

記事は、カカの移籍はスポーツ面の問題ではなく、経済面の問題という論調であり、カカにどうしても残って欲しいという雰囲気はもはやない。

今シーズンカカが良かったのは、トップ下の位置からシャビ・アロンソケディラの周辺に下りて組み立てを助け、ボールを前へ運ぶプレーを出来ていた試合だった。

シャビ・アロンソに頼りがちなマドリーにおいて、重要な仕事ではあるのだが、こうしたプレーをするかどうかに、非常に波があったのは事実で、計算の立たないことが多かった印象だった。

カカには、個人での突破をもっと期待していた。

もちろん、それが全てではないが、ミランに支払った移籍金の意味は、ミラン時代のプレーをマドリーでも、ということ。CL準決勝でのプレーを初めとして、ミランでの輝きはもう見られないのだということが印象付けられてしまった。

厳しい言い方をすれば、中盤での組み立てに参加してボールを運ぶことは、カカでなくても出来るし、彼よりもコンスタントにその仕事を遂行でき、より安価な選手はいると考えるのは、自然なことだ。

個人での輝きが復活しないと感じられてしまったことは、彼にとってのマドリーでのキャリアに致命的なことであったように思われる。