レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

イエロがトップチームのアシスタントコーチに

7月10日、フェルナンド・イエロがトップチームのアシスタントコーチに就任することが公式に発表された。

イエロは、’02~’03シーズンに退団して以来のマドリー復帰となった。

こちらの記事では、マラガではSDとしてオフィスでの業務に集中していたが、マドリーからの電話で彼のキャリアの見通しは数日で激変したと書いている。また、イエロのマラガでの仕事は成功したとは言えず、アンチェロッティの側でマドリーのマネージメントの術を学ぶため1年の契約となっているとのこと。

デル・ボスケと同時だった現役時代のイエロの退団は、その後のマドリーの長きに渡る迷走のきっかけとなった事件であり、攻撃に偏るチームを支えてきたカピタンと年齢を理由にして契約更新しなかったことは第1次ペレス政権の最も大きな失敗の1つとしてしばしば語られている出来事だ。

退団の経緯もあって、彼がペレス政権下でマドリーに帰還することは想像もしていなかったが、(ネットでのアンケートが信用ならないことは言うまでもないが)アスによれば、77%が今回のペレス会長の決断を賢明なものと考えているとのことであり、ペレス会長とイエロの”和解”は思わぬ良いニュースと捉えられているようである。

今回マドリーとの契約に合意した理由は今のところはっきりしていないが、ひとまず1年とはいえ偉大なプレーヤーでありカピタンだった彼がベンチに帰ってくることは素晴らしいニュース。

ジダンと同じかそれ以上に現役のプレーヤーに与える影響は大きいだろう。特にカピタンに任命されている面々にとっては、イエロからプレー以外で学べることは様々あるはず。彼が今後もベンチにいるのかどうか現時点ではわからないが、1年の間に多くのことを吸収してもらいたい。