ユベントスに在籍していたモラタの買い戻しオプションを行使することが、公式に発表された。買い戻し額は３０００万ユーロ程度と報じられている。
モラタは今シーズンセリエＡで３４試合（１４５６分）に出場、７ゴール８アシスト。ＣＬでは８試合（５３４分）出場、２得点２アシスト。コッパイタリアでは５試合(３８７分）に出場、３得点２アシストの成績。
プレミア方面への移籍可能性も盛んに報じられており、新シーズンをどこで迎えるかは不透明。だが、ユーロでは先発出場を続け、２ゴールも挙げており、前回在籍時とは違うレベルの印象は与えられている。代表での活躍という箔もペレス会長好みであるし、この活躍が彼自身の将来に大きな影響を与えるものになるかもしれない。
ポストプレーをこなせるようになっているので、２列目が強力なマドリーでのプレーが面白いものになる可能性は十分にあると考えている。
ユベントスで得点が少なかったことは課題で、まだまだ改善の余地はある。
それでも、３０００万ユーロでスペイン代表のセンターフォワード、しかもマドリーを良く知るプレーヤーと契約できたと考えれば破格の安さ。ベンゼマの控えとしては十分すぎる補強だ。
もちろん、彼に７０００万ユーロも出すのはやり過ぎで、明らかに適正価格より高い。そんなオファーがあれば差益を出すことも考慮した方が良いだろうが、マドリーにとってもベンゼマの控え問題に決着を付けられる可能性があるプレーヤー。プレシーズンではじっくりと様子を見て、取り扱いを考えてもらいたい。
