レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ルーカス・シウバは引退を否定

昨シーズンはマルセイユへレンタル移籍しており、新たなシーズンに向けてスポルティング・リスボンへのレンタル移籍がまとまっていたルーカス・シウバだが、契約前のメディカルチェックで心拍に問題が見つかり、この移籍は取り消された。

これについて、ルーカス・シウバが引退するとの報道があったが、彼は自身のツイッターアカウントで公式声明を発表し、そうした報道を否定、引退する予定ではないとしている。

プレー中の突然死がしばしば報じられているように、心臓の問題は生命の危機に直結しかねないもので、獲得して以降ほとんどクラブでプレーしないままにこうした状況となってしまい、マドリーとしては残念であるが、そうも言っていられない。発症し問題となる前に検査で明らかとなったことは、フットボールプレーヤーである前に1人の人間である彼にとって幸運だったと言うべきだろう。

だが、現役続行を表明したものの、プレーヤーとしての彼の今後は極めて不透明といわざるを得ない。

こうしたリスクがあることが明らかになった彼と契約したいと手を挙げるクラブはかなり少なくなるだろうし、かといってマドリーでも居場所の確保は難しい。契約してくれるクラブがなければ、いくら現役を続けたいと考えてもプレーは出来ないままになってしまう。

マドリーでは再検査を行うことになるだろうし、その結果如何によっては問題なくプレーできると改めて発表し、改めてレンタル先を模索することもできるかもしれないが、こうした問題で100%万全という発表が出ることはあまりない。

まずは彼にとっていい結果が出ることを願う。また、どんな結果であれ、彼が十分納得して今後の人生を選択できるようにしてほしいと思う。