レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ビニシウスについて合意

マドリーは、フラメンゴに所属するビニシウス・ジュニオールの移籍について、移籍可能な18歳となる2018年7月から移籍することでクラブ間の合意に至ったことを公式に発表した。

2019年の7月まではフラメンゴに所属することとなるが、両クラブが合意すれば、それ以前のマドリー加入も可能となるとのこと。

移籍金は当初3000万ユーロ、その後に1500万ユーロを分割で支払うことになると報じられている。

4500万ユーロという数字は、18歳になる時に想定される価値として投資したと捉えた方が良いだろう。それでも非常に高額な出費であることに変わりはないが、例えばムバッペは既にこの金額で契約できなくなっているので、成功すれば割の良い取引になる。

現在の彼につけたものではないことには注意したい。

2年後の彼がどうなっているのか。

ロビーニョのケースはマドリディスタを不安にさせる。彼もまた足下がうまくスピードがあるプレーヤーとしてマドリーに加入した。活躍しなかったとは言わないが、当初期待されたものをチームにもたらしたとは言いがたい。

そして、退団時のゴタゴタがその評価を決定的なものにした。代理人に唆され、シーズン開始直前にいきなり退団希望会見を開き、マンチェスターシティに移籍した経緯はなんとも後味が悪かった。

代理人がまっとうなのか、ブラジルからの移籍でしばしば報じられるように、権利関係が複雑で費用がかさむのではないか、といったところがどうしても気になってしまう。

また、足下がうまいプレーヤーは定期的に出てくるし、若い年代だと、上手いプレーヤーは際立って上手く見えてしまうこともあるので、トップチームでそれ以上の存在になれるのか、特にゴールを決められるプレーヤーかどうかは大きな分かれ目となりそう。

今のところ出回っている動画では、見栄えの良いドリブルが多いので、そのあたりはまだよく分からない。決めるべきところを当たり前に決めてくれるように育ってくれれば。

来シーズンのことも分からないのに、2年後のチーム状況やビニシウス自身の成長、スタイルの変化などは全く予想がつかない。

不安は尽きないけれども、そればかり言い募っても仕方がないので、期待以上のプレーヤーとなってくれることを、今は願っておきたい。