今夏最初の加入はフランクフルトのヨビッチとなった。
ベンフィカから買い取ったフランクフルトに対し、マドリーは6000万ユーロと500万ユーロの出来高払いで合意。ヨビッチとは6年契約を結ぶと発表された。
ヨビッチは今シーズン、ブンデスリーガで32試合に出場し17得点、ELでは14試合で10得点を挙げた。
昨シーズンはブンデスリーガで22試合出場8得点、ポカールで5試合1得点だったので、今シーズン本格的にブレイクしての移籍と言える。
プレーを多く見たわけではないが、両足どちらも蹴れて、ヘディングもできる、シュートのうまいプレーヤーという印象。
ボールをゴールに入れるためのバリエーションが多い、エリア内でシュートのイメージが持てるプレーヤーは、ベンゼマが孤軍奮闘したマドリーの最前線の大きな力になってくれるだろう。
今のところのイメージとしては、ベンゼマとの併用。
ヨビッチが中央にいれば、ベンゼマがサイドに流れる、低い位置に下りるといった自由を得られる。ベンゼマの本来の良さもだしつつ、エリア内でヨビッチが仕留めるような形が作れれば良い。以前のロナウドのように最後の仕事をしてくれることに期待。
もちろん3枚目のフォワードが心もとなければこういう布陣はできないから、その兼ね合いもあるが、若く、まだまだ発展する可能性もあるプレーヤー。これからマドリーでどういうスタイルを築いていくか、楽しみに見ていたい。