オドリオソラが今シーズン終了までのレンタルでバイエルンへ移籍することが公式に発表された。報道によれば買取オプションはないとのこと。
バイエルンで出場機会を得て復活なるか。
ラ・レアルで頭角を現しマドリーと契約したオドリオソラだが、カルバハルの壁は高かった。
控えとして出場しても十分と言えるプレーができたことが多くなく、ポジションを争うほどの状況にはならないままであった。
特長であったはずの攻撃面の貢献も、押し込んだ状態では選択肢が少ないこと、クロスの精度が低いことが目立った。
縦にスペースがあれば生きるのだが、それだけでは厳しいし、そもそもマドリーではそうした状態があまりない。チームに合ったプレーができないままだったのは残念だった。
本職が現状不在のバイエルンでコンスタントに出場することで、また違った選択肢が持てるプレーヤーになってくれれば、来シーズン以降チャンスは出てくるだろう。
怪我なく残りのシーズンを実りあるものにしてほしい。
さて、バイエルンは同じくマドリーからレンタルされているアクラフの完全移籍での獲得を狙っているという報道もあった。
マドリーとしては、オドリオソラより実績を残しているアクラフが問題なく戻ってこられるよう道筋をつけるために、オドリオソラをレンタルで出して良ければ買い取れるように便宜を図ったのではないかと考えていたが、買取オプションなしという報道であり、深読みが過ぎたようだ。
カルバハルの控えはこの二人で争うことになるので、今夏にはどちらかが出されることになるだろう。
今シーズンの残りで、マドリーはそれを見極めることになるようだ。