マルカの記事より。
マドリーのソシオたちはモウリーニョの後継者を探せずにいる。およそ3人に2人(61.6%)のソシオが、モウリーニョの振る舞いと態度はマドリーのイメージを傷つけていると考えているにもかかわらず、彼の退団は、市場に出る監督たちでも解決しがたい困難であると認識している。
マルカの依頼によるシグマ2の調査によれば、モウリーニョのシーズン終了までの続投を支持する割合は少なくとも25%あり、他の監督候補は誰もマドリーのベンチに座れない。
ベニテスが一番の支持を集めたものの、21.4%の支持にとどまり、モウリーニョの後継者として強力な候補というには少なすぎる。ただ、マドリーのカンテラ出身の監督であるベニテスは、65歳以上のソシオで27.5%の支持を集めた。
「わからない」とする回答と無回答がベニテスの次に多く、21.2%となっている。マドリーのソシオは、モウリーニョを継ぐ理想的な監督を見つけられておらず、この数字はマドリディスタの間でのモウリーニョに対する難しい立場を反映している。「わからない」、無回答の割合は女性で27.4%、65歳以上で28.6%にのぼる。
(以下略)
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支持を得た監督たちは、次の通り。
レーブ 19.5%(ドイツ代表監督)
トリル 12.6%(カスティージャ監督)
クロップ 4.5%(ドルトムント監督)
アンチェロッティ 2%(PSG監督)
以前はレーブかアンチェロッティか、ということだったが、この記事によれば、ラウドルップやトリルが支持を集めている。
彼らはマドリー出身として、期待を集めているのだろう。ラウドルップはある程度監督として高いレベルで実績も残しているし、スタイルも攻撃的でマドリーが好むところではある。
ただ、ビッグクラブでの経験という点ではまだまだであり、その点はペレスが不安視するところだという報道もあったので、難点となる恐れはあるだろう。トリルとなるとなおのことだ。
ベニテスは、個人的にはあまり良い印象がない。
確かにマドリー出身ではあるが、彼に長期的に任せてこうなる、というイメージがしづらいからだ。特にモウリーニョ後ということで、インテルでの悪い印象も着いてしまう。
モウリーニョ後をどうやって乗り越えていくかは、各クラブ非常に苦労しているポイントだ。
選挙も見据え、ペレスは次期監督について難しい決断を迫られることになりそうだ。