レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

プレシーズンマッチ ピースカップ・準決勝 vユベントス

サンチェス・ピスファンに移動しての準決勝。

■マドリーの先発メンバー

GK:デュデク

DF:トーレス、ペペ、メッツェルダードレンテ

MF:ラス、グティ;グラネロ、ロナウド

FW:ラウール、ベンゼマ

73分:ベンゼマイグアイン、ラウール→ネグレド、80分:グティ→ガゴ

ベンゼマは出場には問題なかったようで安心。ロッベンもベンチには入っている。

ユベントスの先発メンバー

GK:ブッフォン

DF:グリゲラキエッリーニカンナバーロサリハミジッチ

MF:フェリペ・メロアゴカモラネージジョビンコ

FW:デル・ピエロ、アマウリ

46分:カンナバーロレグロッターリエ、61分:ジョビンコザネッティ、69分:デル・ピエロイアキンタ、72分:フェリペ・メロ→マローネ

カンナバーロユベントスの一員としてマドリーと対戦。ヂエゴはベンチから外れた。

■それぞれの良さ、悪さ

4分、デル・ピエロフリーキックカンナバーロが合わせてユベントスが先制。

マーカーが付いていかずロナウドも残ってしまうという、セットプレーでの連携の悪さをまたも見せて早々に失点。

マドリーのやり方は変わらず、とにかくパスを繋ぐ課題に取り組んでいた。

グティとグラネロはこの課題には有効と思われたが、ピボーテグティは強豪相手には守備のマイナス面の方がずっと大きく、使うなら一列前に置くしかないかなという印象。

彼のパスの良さもピボーテでは半減してしまう。

グラネロはユベントス相手になかなかのプレーを見せてくれた。

ボールタッチも良いし、大きな展開をするなど視野の広さも十分。カカが入ってきた時に先発するのは、今のところは難しいかもしれないが、パス主体なら彼は使うべき選手だと思う。

今日はペジェグリーニも納得させたのではないだろうか。

開始早々に失点したものの、その後、ペペとメッツェルダーの2人はアマウリをきっちり抑えていた。高さ、強さで負けず、きっちりマークで来ていたと思う。

また、メッツェルダーは信頼できるラインのコントロールをしていたし、ペペの前に出てのインターセプトもさすが。

守備で危なかったのは相変わらず両サイドバック。簡単に交わされることが多く、両サイドに不安を抱えたまま。

ただ、攻撃に関してはまずまずだった。ドレンテはタイミング良く上がってボールを受けていたし(パス、クロスの精度の悪さは変わっていないが)、トーレスロナウドのフォローに毎回上がっていた。それぞれ良さは出していたが、守備に関する問題が解決されないと、やっぱろ使いづらい。

ドレンテはマルセロより走るので、守備に安定感が出てくれば良いのだけれど・・・

ベンゼマロナウドはいまいち。

それぞれもっとボールを持ってやりたいはずだが、多分パスを使うことを指示されている。特にロナウドが後半になって少し良く見えるのは、スペースができてドリブルできているからだろう。

前半に持ち味が出せるようになるか。

40分にラウールが得たPKをロナウドが決めて同点。真ん中に蹴った大胆さが他のプレーでも出てくれば・・・まだ少し慣れていないというか、緊張しているようにも見える。

■またも

ユベントスカンナバーロを下げ、レグロッターリエを入れて後半開始。

49分、コーナーをサリハミジッチに合わせられて勝ち越しを許す。

またもセットプレー。マークを完全に外されてしまった。ペジェグリーニもセットプレーの練習をしていないことを認めているので、今の状況が続くとは思えないが、ちょっとひどかった。

上にも書いたように、スペースができて仕掛けて良くなってからの方がロナウドの持ち味は出ている。

良い形でロナウドにボールが入るかが今のチームでは結構重要な要素になっているが、ここに、相手が注意しなければいけないカカも入ってくれば、守備の意識が分散して変わってくると思う。

後半のように仕掛ける場面をもっと見たい。

途中出場のイグアインは難しい立場になっている。

ベンゼマの柔軟さ、ネグレドセンターフォワードらしさとの違いが出せず、またペジェグリーニフットボールにも対応不足。

試合は1-2のまま終了し、準決勝敗退となった。

■アメリカへ

芝の悪さも目立つ中、ペジェグリーニは70分以降に3人しか替えなかった。プレシーズンの連戦の疲れもかなり溜まってきているようだが、随分と我慢したなという感じ。

疲れを考慮して、ペジェグリーニは土日を休みとし、月曜日から練習を再開する。

また幸いなことに次の試合まで時間がある。

アメリカ遠征でのトロント戦は8月7日。この試合からカシージャスアルビオルセルヒオ・ラモスアルベロア、カカを出場する予定。

ようやく全員が揃って、これまでとどういう違いが出てくるかに注目したい。