リバプールがローマのアクイラーニについて、1800万ユーロと200万ユーロのインセンティブで合意したという報道がされている。
リバプールは、シャビ・アロンソの代役、または移籍しなかった場合でも中盤の強化のために、ギャレス・バリーとの契約を目指していたが、バリーはマンチェスター・シティーへ移籍してしまった。
シャビ・アロンソが移籍した場合に、その穴を埋める選手の目途が立っていないことが大きな障害の一つだったが、この報道が正しければ、その壁は取り払われたということになる。
シャビ・アロンソは、エスパニョールとの親善試合でも残り10分を切った時間帯からしか出場していない。
このことから、既にリバプールはシャビ・アロンソ移籍を前提としたプレシーズンを過ごしているとも考えられるが、状況証拠でしかない。
というのも、やはり一番の問題である移籍金の要求額に随分差があるから。
マドリーはどうやら3000万ユーロが限度と考えているようだが、リバプールはインセンティブを含めて3500万から4000万ユーロを求めていると伝えられている。(一時期報じられていたようなネグレドをこの移籍に絡めて、移籍金の減額を図っているという話は、最近は聞かない。今のところは全て金銭による取引をするつもりということだろうか。)
合意するためには両クラブが納得する金額に落ち着かせる必要があるわけだが、3500万ユーロというのは、少し高い金額のように感じる。
一時期、アルベロアと合わせて3000万ユーロほどという報道もあっただけに、別々の交渉とはいえ、2人合わせて4000万ユーロは、”定価”に近い値段と言えるのではないだろうか。
ただ、これまでの練習、試合を見てペジェグリーニもラスの相棒を求めているのならば、乗り越えるべき差だとも思える。
シャビ・アロンソのような仕事ができる選手は今のところほとんど獲得が難しい状況下で、それでもやはり、というのであれば、さらなる譲歩も仕方ないだろう。