モドリッチの移籍決定と順序は逆だが、シャヒンのレンタル移籍について。
シャヒンがリバプールに1年間のレンタル移籍することが25日、発表された。
リバプールは600万ユーロほどのレンタル料を支払った上、シャヒンの年俸も全て負担することになった。また、買取オプションはついておらず、活躍の如何にかかわらず1年でマドリーへ復帰することになる。
モドリッチの交渉はトッテナムにしてやられた感が強いが、このシャヒンの移籍に関しては、マドリーはうまくやったと言って良い。
レンタル料をもらいながら年俸の負担もないのは、チームの財政を考える上で非常に大きい。
シャヒンに対しても、1年間しっかりプレーを見るぞというポーズになる。
シャヒンは昨シーズン、今のモドリッチと同じようなプレー内容の期待を背負ってマドリーへやってきた。しかし、負傷が続き、なかなかプレーする時間もないままにシーズンが深まっていってしまった。
大分遅くなってやってきたモドリッチが同じような状況にならないことを祈りたくなるような、まさに棒に振ったシーズンだった。
ドルトムントでの実績はあるだけに、まだ希望を持って見られる選手の1人。リバプールで怪我なく活躍して、将来モドリッチとともに中盤でプレーするような状況になってくれれば、シャビ・アロンソの後継問題は、タイプは違えど一気に解決するだろう。
リバプールでのプレー経験のあるシャビ・アロンソのアドバイスももらったというシャヒンが、シャビ・アロンソと同様、成長してスペインに戻ってきてくれることを期待したい。