マドリーにとってのコパの初戦はアウェイでのポンフェラディーナ戦。2部Bではあるが、好調を維持するクラブとの対戦となった。
■マドリーの先発メンバー
GK:アダン
FW:イグアイン
69分:シャヒン→グラネロ、70分:カカ→セルヒオ・ラモス、77分:ロナウド→ヘセ
アルティントップは初先発。モウリーニョ体制になってからお馴染みの、比較的フルメンバーに近い構成での初戦。
■ポンフェラディーナの先発メンバー
GK:キンタナ
DF:マロ、バロ、サムエル、ロドリゲス
MF:イサイアス、カルロス・ルイス;ボルハ、ドメネク、ボルハ・バジェ
FW:マジョール
61分:ドメネク→アコラン、マジョール→ユーリ、75分:カルロス・ルイス→ホナタン・ルイス
とりあえず名前だけでも。ユーリは5得点を挙げているそう。
■もろもろ簡単に
このメンバーでの試合があったわけではないため、チームとしての出来はまったく参考にならない。ただ、そうした組み合わせでも2得点、無失点で終えられたことは素晴らしい。
カジェホンは先制点を挙げ、難しい試合で貢献してくれた。頂いたコメントへの返信でも書いたが、オフザボールでチームを活性化できるのは、マドリーのクラックにはないもの。
もっと出場して、チームに馴染んでいけば、現状のチームに新しい空気を送り込んでくれるだろう。まだまだ荒削りな面はあるが、積極的な
起用を期待したい。
また、アシストしたアルティントップはようやくまともな出場機会。結果を残した。
中盤でのボール保持とパス展開への助けを期待したいシャヒンは、まだまだ無難な出来でしかなかった。こちらも馴染む時間が必要。
シャビ・アロンソだけに依存する形から、彼のパスを組み立てに足し算するには、全体的な攻撃を再構築する必要はある。だが、それをしないと、現状のメンバーでは組み立てや遅攻の改善は期待できないだろう。その意味で、今後も継続して使って欲しい。ただし、シャビ・アロンソの代役というよりパートナーとしてのプレーを見てみたいと思う。
73分にゴールを決めたロナウドは、ひとまず役割を果たした。
得意な形ではあったが、あればかりでは辛いというのがバルセロナ戦ではっきりしたこと。こうした試合では有効だが、彼にはプレー選択でのプラスアルファを求めたい。
特に、縦へ縦へ誘導されると左サイドでコーナーに追いやられる他ないドリブルが変われば。
■今後へ向けて
2-0で、ホームでの第2戦は大分楽になった。磐石な勝ち抜けを期待しよう。
週末のリーガに向けて時間は少ないが、コンディションを整えてセビージャとの試合を迎えて欲しい。