レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ラ・リーガ第5節 vレアル・ソシエダ

厳しいアウェイの試合をものにした。

こういう結果が大事。

 

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■マドリーの先発メンバー

GK:クルトワ

DF:カルバハル、ミリタン、リュディガー、メンディ

MF:バルベルデモドリッチ;ブライム、ギュレル、ビニシウス

FW:エンバペ

 

25分:ブライム→ロドリゴ、77分:ギュレル→ルーカス・バスケス、89分:エンバペ→エンドリッキ

 

モドリッチ、ブライム、ギュレルが先発。

こうして今シーズンもモドリッチが先発の座につくことになるのだろうか。

 

■ラ・レアルの先発メンバー

GK:レミロ

DF:アランブル、スベルディア、アグエド、ハビ・ロペス

MF:スビメンディ、スチッチ;ベッカー、セルヒオ・ゴメス、久保

FW:サディク

 

63分:ベッカー→バレネチェア、サディク→オスカルション、75分:アグエドパチェコ、スチッチ→トゥリエンテス、78分:ハビ・ロペス→ムニョス

 

ここまで1勝2敗1分け。序盤戦は苦労しているようである。

 

ラ・レアル、狙い通り

代表期間明けのアウェイと、悪条件が重なっており、コンディションが良くないことが想定される試合である。

 

ラ・レアルはわかりやすくサディクに当てるような形ではなく、しっかりしたポゼッションで前進。そしてマドリーボールに対しては前から強度の高いプレスを継続していた。

特にカルバハルから簡単に脱出させないよう意識しており、実際右サイドではプレスをうまく剥がせていなかった。

比較的技術が高くないメンディの方で寄せきるのも一つの方法だが、クルトワ経由で右に回されると余裕がある状態で逃げられる可能性が高まる。

結局右で脱出されるのならそこを潰してしまおうという狙いははまっていた。

 

ここまでのマドリーは下がって守られる相手からチャンスを作ることに苦労していた。

自分たちからラインを上げて出てきてくれるラ・レアルは願ってもない相手だったはずなのだが、プレー強度で負けていた。

このあたりに、最初に触れた試合のタイミングの影響が表れていたように思われる。

 

右サイドの期待とロドリゴ

左のビニシウスが単独で運んで仕掛けもする幅広い仕事ぶりだった代表期間前と比べると、今節のビニシウスはおとなしめ。

2人か3人で見られるのが普通になっている状況で、90分のうちに何度も打開できるだろうという期待値の高さがそもそもおかしいのだが、ともかくそのレベルではプレーできていなかった。

 

その一方、ギュレル、ブライム、バルベルデが絡んでいく右サイドは期待が持てた。1人の調子に依存せずにやることの重要性を改めて感じる。

左利きのギュレルが中へのプレーを見せてバルベルデが縦、ブライムはどちらも見据えて、という分担がとても良かった。

 

良かっただけにブライムの負傷交代はとても痛い。

報道によれば数か月の離脱は確実で、年内はトップコンディションに戻れなさそうである。しばらくは先発ロドリゴ、サブにギュレルという形になるのだろう。

ブライムの存在感が高まっていたのは、サブで数字に残るプレーが継続してできていたことと、チームにとって主たる攻撃ルートではない右サイドを担って形を作れていたことによる。

 

最近の発言を読む限り、ロドリゴはプレーヤー個人としての立場を高めたいよう。だが、得意ではないポジションで使われるのが難しいのは彼に限ったことではないし、ベンチに置かれて嬉しいプレーヤーもいないのである。

立場を高めるには試合に出て結果を残すしかない。だが、現状ではビニシウスからポジションを奪える可能性はないので、得意でないポジションでも出て何とかしていくしかない。

今まで彼がナチョの仕事をどのように見てきたのか、非常に気になってしまう。

 

ブライムがやっていた仕事を彼以上に果たしてはじめて、その先の道が開ける。

ロドリゴにとっては、今年が終わるくらいまでがチャンスであり、かつ試験期間ということにもなるのではないだろうか。

 

運あり

ラ・レアルはシュートが枠に嫌われること3度。

どれもクルトワにはほぼチャンスなしの状況だったから、幸運だったとしか言いようがない。

 

どれかひとつでも入っていたら、撤退して守備をすれば良くなっていた。

そのうえで、身体能力で勝負できるサディクやベッカーに頑張ってもらうプランにできていたはず。

そうなっていたらマドリーにとっては最悪である。運があれば引き分けられるくらいの試合になっていただろう。代表期間明けの典型的な内容と結果となっていたところであった。

 

それをPK2本で勝ち点3を得たのだから、運があった。

これまでよりもエンバペが勝負できる場面を作れ、チームとしてもエリア付近でゴールに向かうプレーができていたことが運を引き寄せた形と言える。

 

できれば流れの中で点が欲しかったが、この試合に限ってそれは高望み。

試合のタイミング、相手と、苦しい状況でとにかく勝てたこと自体を大きな成果と捉えたい。

 

CLへ

今週からCLがスタート。いよいよ過密日程となっていく。初戦はシュツットガルトをベルナベウに迎える。

 

なんだかんだで負けずにきているので、しぶとく続けていきたい。