大方の予想通り、ロペテギの解任が公式に発表された。後任については、カスティージャを指揮していたソラーリが「暫定的に」就任することとなっている。
やりたい形があるのならまずは勝っていかなければならない、というのは、結果が必要なマドリーの監督としての鉄則だ。その点、ロペテギは結果で内容の悪さを打ち消すことも出来なかったのが痛恨。
ロペテギが戦術的にやりたいことは良く伝わってきたが、プレーヤーの支持の声とは裏腹に、モラルの高さが感じられない試合が続いていたので、やむを得ない。
カスティージャの試合を直接見ていないのでわからないが、ソラーリは監督としてはどうかという声もあるようだ。
ただ、銀河系時代を支えた一人で、その彼がトップチームのベンチに帰ってくること自体はポジティブに捉えている。
「暫定的」ということは、他の候補との交渉が進んでいない中で、先にロペテギの解任が決まったということを意味する。
マドリー側が望む候補と交渉成立すれば、ソラーリはカスティージャに戻ることもありえるだろう。逆に、交渉している間に希望が持てる結果を出すようなら、そのままソラーリ続投という選択肢もテーブルに載ることになるから、いわば「試用期間」ということ。
ジダンに続いて、二匹目のドジョウがそう簡単に出てくるとは思えないが、現状はこの有様なので、少しでも希望を持てる状況になってくれればと願っている。