ハイセンについて、マドリーはボーンマスとの合意と、プレーヤーとの5年契約を公式に発表した。
ハイセンは20歳。
マラガユースからユベントス、ローマへのレンタルを挟んでボーンマスへ移籍し、今シーズンはリーグ戦で30試合に出場していた。
プレミアのクラブの方が個人の条件は良かったようだが、マドリーへのプレーを優先してくれたことで契約に至ることができた。
197センチと高さがあり、パスが出せるのが特徴のよう。
アレクサンダー・アーノルドも彼も、最終ラインで詰まってやられることが多かった今シーズンを踏まえた補強と言えそうだ。
ハイセン本人、そしてチームにとってプラスなのは監督が代わること。
アンチェロッティのままであれば、いかに6500万ユーロの契約解除金を費やした契約とはいえ序列は維持される方向であったはずで、リュディガー、ミリタン、ラウール・アセンシオに割って入るかどうかというくらいだったと思われる。
新監督になることで序列がある程度シャッフルされるので、怪我がちであればこれまでの経緯とはかかわりなく序列が下がることになるだろう。
そうなれば、ハイセンのように若いプレーヤーが抜擢される可能性は高くなる。
久々の大きな移籍金の支出を伴う契約。プレッシャーにもなるだろうが最低限のミッションはミリタン、リュディガーの負担を軽減すること。
できれば彼らを上回って、ラウール・アセンシオと若い力で最終ラインを長く支える礎を来シーズンに築いてほしい。