ミッドウィークのリーガ。見るのも大変だけれど、プレーするのはもっと大変だろう。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
MF:ディアラ、デラレ、VDV
54分:ディアラ→ハビ・ガルシア、61分:イグアイン→サビオラ、68分:ロッベン→ドレンテ
セルヒオ・ラモス、VNを休ませた布陣。中盤には予想通りデラレ。
■ヒホンの先発メンバー
GK:セルヒオ・サンチェス
DF:ラウル・カマラ、コリン、イバン・フェルナンデス、カネージャ
MF:ミチェル、ディエゴ・カマーチョ;マルドナード、キケ・マテオ、ペドロ
FW:ダビド・バラル
46分:マルドナード→ディエゴ・カストロ、ラウル・カマラ→ネル、57分:ペドロ→ルイス・モラン
前節はバルセロナに1-6と大敗したヒホン。バルセロナ、マドリーの連戦はちょっとかわいそう。
■序盤は・・・
序盤はヒホンのディフェンスが頑張った。
マドリーはボールの出しどころがなく、最終ラインでパス交換が続く時間が長い。高い位置から追っていて、全体がそれに連動している感じ。スタジアムからはブーイングも出る時があった。
ラウールがサイドにいて、VNが中央にいるとくさびが入りやすいのだが、こういう構成でも対処していかなければならない。
ただヒホンのディフェンスが常に良いわけでなかったのが幸い。前線にボールが入れば技量の高いマドリーが上回る。
17分、デラレからラウールへつなぎ、走りこんできたVDVへパス。ボレーで決めてマドリーが先制。
32分の2点目は左サイドからのボールをVDVがヒールで流し込んだ。
さらに36分、ロッベンのパスをイグアインがうまくコースを狙って決めて3-0。ロッベンが逆サイドをよく見ていた。
前半で3-0とほぼ勝負を決めた。ヒホンは序盤の頑張りが続かず、失点して以降はずるずるといってしまった印象。
■難しい出番
後半が始まってすぐの48分、ラウールの落としをVDVが決めて4-0。マドリーの選手が好きなように上がっていいポジションを取っている。前線の選手に対応するのに手一杯になっていたヒホンは上がってくる選手を捕まえきれていない。
本当に一方的な展開。
51分、3点取ったVDVが今度はアシスト役となってスルーパス。ロッベンがキーパーをかわしてゴール。
このあと、余計な失点。できれば無失点で終わりたかったけれど・・・
さらに58分、64分にラウールが決めて7-1で終了。中央でのプレーでしっかり得点を決めた。これで調子が上向いてきてくれると嬉しい。
ハビ・ガルシアは無難な出来と言ったところ。5-1の時点で出てきて、普段と変わらない気の持ちようでプレーするのは難しかったかもしれないので、留保はつくけれど。
ドレンテやサビオラについても同じで、交代しても”ゆるく”なってきた試合では難しい面がある。今日は普段長くプレーしている選手を休ませる意味合いが強い交代だった。
とは言っても、サビオラを使っていることは昨シーズンとの違いを感じる。
勝負が決した試合、時間帯でもVNとラウールをほとんど替えず、その他のフォワードを使ってこなかった昨シーズン、大事な試合で選手を欠いてしまったことは痛恨だった。
同じ轍を踏まないようにマネージメントしようとしていることは評価したい。今日フル出場したラウールを次節少し休ませるというようになれば、VNとラウールのベテランコンビが酷使されることはなくなっていくし、イグアイン、ドレンテあたりはチャンスが増えていくのだけれど。
■2日挟んで・・・
次節(といっても2日挟んで土曜日の試合)はアウェイでベティスと。3連勝の勢いをもっていきたいが、その次のCLゼニト戦を考えると、やはりラウール、VN、ロッベンは無理させたくない。完全休養を取ったVNは先発で使うだろうから、ラウール、ロッベンをどう考えるか、というところだろう。