レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第5節 vベティス

今節とCLゼニト戦のアウェイ2連戦。ローテーションの効果は出るか。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、エインセ、マルセロ(53分退場)

MF:ディアラ;デラレ、VDV

FW:ラウール、VN、ロッベン

59分:ラウール→トーレス、69分:デラレ→ハビ・ガルシア、81分:VDV→ドレンテ

カンナバーロは休養したが、中盤、前線は現在可能な限りのベストメンバーと言ってもいい布陣。

ベティスの先発メンバー

GK:カストロ

DF:ネルソン、アルソ、ファニート、モンソン

MF:エマナ、メフメト・アウレリオ;ダミア、カピ、セルヒオ・ガルシア(82分退場)

FW:ホセ・マリ

66分:ダイア→パボネ、76分:モンソン→バビッチ、84分:エマナ→イリッチ

セルヒオ・ガルシアとセルヒオ・ラモスの対面は楽しみなマッチアップ。

■昨シーズンの再現?

序盤はベティスが前線からよく追ってきた。危なっかしい場面がありながらも、マドリーがパスワークでかわしていけたのはさすが。

18分にVDVのフリーキックエインセが合わせて先制するまで、マドリーはボールを保持し、ベティスを走らせていた。そのままのペースが長く続ければ良かったのに、相手を走らせていたパスワークを自ら放棄した感が強い。

先制した以上余裕をもって攻めればいいのに、一発で狙うようなパスや難しいプレーを狙いすぎて支配率を下げていった。

ベティスの攻めは左サイドのセルヒオ・ガルシアが中心。

マドリー右サイドからのクロスをマルセロが対応できず2失点を喫した昨シーズンの再現を狙ったのかどうかはわからないが、とにかくセルヒオ・ガルシアにボールを集める。

守備時にはラウールとVNが前線に残る4-1-3-2に近い形になり、中盤の人数は増えているはずなのに、エマナとメフメト・アウレリオの上がりを掴まえきれていない。先制して安心したのかマークがゆるいのが見ていて怖い。

前半の終わりごろにはカシージャスがポストに当てながらセーブする場面もあって、序盤のプレーがうそのような展開。

■攻撃では発揮される集中力

後半に入ってちょっと持ち直した。が、守備が相変わらずいまいち。マルセロ退場の場面ではパスの出し手に好きなようにプレーできるだけの余裕を与えてしまった。出し手、受け手に時間を与えれば、ああいう場面にはなるだろうな、ということ。

セルヒオ・ガルシアのPKはカシージャスがセーブするも、こぼれ球が正面に行ってしまったのは不運。セルヒオ・ガルシアが改めて押し込んで同点。

一人少なくなったマドリーは本格的に守勢に回る。トーレスが入るまではディアラが最終ラインに入って、トーレスが入って以降は、トーレスは左サイドバック、前線にVN、ロッベンが残りVDVがその下に入るような、4-2-1-2。

デラレをハビ・ガルシアに替えてさらに守備的にし、完全な引き分け狙い。

流れが変わったのはドレンテが入ってから。ドリブルが良いドレンテは、疲れてきた終盤には良い交代となって、交代直後の82分にはセルヒオ・ガルシアを2枚目のイエローで退場に追い込んだ。

10人と10人の試合になってスペースだらけに。

こういう時に、残しておいたロッベンが活きる。素早いカウンターから、抜け出したVNにパスが通り、きっちり決めて勝ち越しに成功。これがVNのマドリーでの通算60点目。

攻勢だったベティスに対して、ロスタイムの攻撃できっちりゴールできた一発の集中力は見事。良くて引き分けだった試合を勝ち試合にできた。

■またも中2日

交代で入ったドレンテは良い活躍をした。セルヒオ・ガルシアを退場に追い込んだのもそうだが、勝ち越してから前線で追い回し、時間を少しでも使わせるプレーは他の選手にとってはありがたい。

時間を与えられていないドレンテだけれど、ロッベン、ラウールを休ませられるはずの選手だけに、こういうきっかけで使われるといいと思う。

ミッドウィークのゼニト戦に向けて、少し早目にロシアに入るマドリー。しっかりコンディションを調整して、グループリーグ突破へ前進したい。