レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第7節 vアトレティコ

アウェイでのダービー。ちらほらと白いユニフォームのファンも映っていた。けれど大部分は赤と白の縞。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ

MF:ガゴ;デラレ、スナイデル

FW:イグアインファン・ニステルローイ、ラウール

70分:スナイデルファン・デル・ファールト、78分:デラレ→ハビ・ガルシア、85分:ラウール→ドレンテ

中盤はガゴにデラレとスナイデルとなった。左サイドバックは代表戦による移動がなくコンディションが良いだろうマルセロ。

アトレティコの先発メンバー

GK:レオ・フランコ

DF:ペレアハイティンハ、ウィファルシ、ペルニア

MF:アスンソンラウール・ガルシア;バネガ、マニシェ

FW:フォルランアグエロ

37分:ラウール・ガルシアアントニオ・ロペス、45分:ペルニア→シモン、71分:ウィファルシルイス・ガルシア

強力な2トップの下にバネガ、マニシェ

■先制した後が問題

開始39秒で、ファン・ニステルローイの素晴らしい反転からのシュートが決まっていきなり先制。

この先生の場面もそうだが、マルセロが良く上がってペレアを圧倒。怪我のせいもあるのか抑え気味だったセルヒオ・ラモスの右サイドの攻撃を補って余りある攻撃。

ガゴ、デラレの守備がしっかりしていたため、良い形でシュートまで持ち込ませない。

それでもアグエロと最終ラインが勝負すると、さすがに怖いので、そうならない段階である程度抑えられているのはありがたい。

2トップの動き出しが良く、長いパスから一気に攻められることは何回もあった。これはマドリーの問題を言うよりもアトレティコの2トップをほめるべきだろう。

20分のファン・ニステルローイのゴールは明らかにオフサイドではなかった。

この時間帯からドタバタした展開に。

30分にペレアが2枚目のイエローを受け退場。39分にファン・ニステルローイマニシェへのタックルにレッドカードを出され退場と、両チーム10人ずつの試合になってしまった。

イグアインが抜け出した場面も、その前のファールを流さずに止めてしまうなど、神経質になっているような印象だった。

アトレティコペレアの退場を受けてアントニオ・ロペスを投入。

マドリーはラウールとイグアインを前線に置く形を維持していたが、攻撃を構築する中盤が変わっていないマドリーが押しながらも、1-0のまま前半終了。

■今日は誰の日?

後半、アトレティコが攻勢に出られたのは、ハーフタイムにしっかり修正できたからだろう。

マニシェ、バネガが良くボールに絡めるようになって、必然的にフォルランアグエロにもつながりやすくなってくる。

一方マドリーは問題が明らかになってきた。

ラウールが下がって守備に参加すると前に残るのはイグアイン一人。奪ってから前に当てることが難しくなって、攻撃に移行できなくなった。

お互い10人ならば、攻めさせてスペースを狙った速攻が狙い目だったけれど、スピードアップした攻めが決まらないまま。

70分台に入ってから、マドリーは疲れが見え始めた中盤のスナイデル、デラレを下げ、ファン・デル・ファールトハビ・ガルシアを使う。ハビ・ガルシアが出場した時点で、逃げ切りを狙おうという発想だったろう。

それに対してアトレティコはウィファルシを下げ、ルイス・ガルシア。得点を狙う姿勢を一層はっきりさせた。

これ以降はさすがにマドリーのカウンターが出てきて、イグアインを中心にいい場面が見られた。が、今日はそれがゴールに収まることはなく、1-0のまま。イグアインはちょっと運がなかった。

ドレンテは残り少ない時間、相手を追い回して、あわよくばカウンターで機能してほしかったが、マドリーは自陣に張り付き、アトレティコハイティンハを上げたパワープレーという状況では、なかなかプレッシャーをかけられなかった。

90分、ゴール前のフリーキックをシモンが決めてついに1-1。

引き分けで終了かと思いきや、60分過ぎに主審が足をつった治療(!)の時間が長かったためロスタイム6分。

ロスタイムも半分以上過ぎ、互いにあと一点を狙いあうバタバタとした時間帯に、ドレンテハイティンハに足を掛けさせ、PK。イグアインがこれはきっちり決めて2-1。

最後はビセンテカルデロンのボールボーイもカシージャスを急かしていたが、このまま試合終了。

■今後

ゴメス主審がにぎやかにしてくれた試合であったことは間違いないが、アウェイのダービーで勝てたのはとても大きい。ブックエンドのような最初と最後の得点で勝った。

ファン・ニステルローイの退場は大きな代償ではあったけれど、怪我人がでなかったのが幸いだと考えよう。

次節はホームでアスレティックとの対戦。ロッベンが問題なければ、イグアイン、ラウールとともに先発できるはずなので、一試合の出場停止で済めば、良い休みになる。

ミッドウィークにはCLグループステージの大一番、アウェイでのユベントス戦が待っている。

怪我人がこの試合までに戻ってこられれば、選手のやりくりはしやすくなるだろう。ファン・ニステルローイにはユベントス戦で頑張ってもらって、週末に休んでもらいたい。