同日に開催されたクラブW杯ではバルセロナがエストゥディアンテスを降して優勝。
おめでとうバルセロナ。来シーズンはあの場にマドリーの面々が立っていることを願いたい。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
MF:ディアラ;ラス、ファン・デル・ファールト、マルセロ
63分:マルセロ→ベンゼマ、イグアイン→ラウール、73分:ファン・デル・ファールト→グラネロ
ペペの代役はガライ、シャビ・アロンソの位置にはディアラが入った。ここで使われないガゴは明らかに3番手に甘んじてしまっている。
ディアラがアフリカネーションズカップに招集されれば繰り上がるけれど。
■サラゴサの先発メンバー
GK:バジェホ
FW:ペナント、アリスメンディ、ラフィタ
65分:アベル・アギラール→ホルヘ・ロペス、アリスメンディ→エベルトン、88分:ペナント→ブラウリオ
ディオゴ、アジャラとパボンという懐かしの面々が並ぶ最終ライン。
■サラゴサ何もできず・・・
監督の交代もあってゴタゴタしているサラゴサ。
監督の交代が良い方に作用することもあるけれど、今回のサラゴサは、少なくともこの試合ではそうはならなかった。
2分にゆるい中盤からマルセロ→イグアインのパスを通されて先制されると、あとはほとんどなにもできず。
組織だった前線からのプレッシャーもなく、中盤もフィルター役を果たせず、最終ラインもバラバラだし、1対1にも勝てない。これならマドリーの選手たちは何とでもできてしまう。
そんなわけで、シャビ・アロンソのパスが不可欠な展開にもならなかったためディアラでも問題なく、アタッキングサードで良い形でボールを持てたためファン・デル・ファールトが能力を遺憾なく発揮。
アルベロアは少し覚束ないが、セルヒオ・ラモスの上がりはすっかり本調子に戻っていて、のんびり蹴らせてくれるサラゴサのおかげでファン・デル・ファールトにアシストと、サイドでもやりたいようにやれた。
イグアインのゴラッソもあって、前半だけで4-0と試合を決めてしまった。
ペペの替わりのガライとアルビオルはどうなんだろう、というところも見たかったが、これではあまり参考にはならないように思う。
攻められるので、上がりまくって守備が厳しくなるということはあっても、試合自体に緊張感がなかったし、そういうところで彼ら2人だけの守備を見ても仕方ない。
チームとして不安はあるが、ひとまずガライのところは持ち越し。
留保はあっても結果として2009年を良い形でしめられて良かった。
■ガゴ、ピンチ
こういう展開でも使われないガゴは相当まずい。
年明けの次節はラス、セルヒオ・ラモスが出場停止だが、それでもダメなら・・・少なくとも報道は過熱するだろう。
ドレンテもピンチか。
マルセロが物怖じしないドリブルだけでなくパスもコンスタントに見せ始めたので、差が付いてしまっている印象。
ただ、ロナウドがフォワードのように使われるなら、サイドの駒としては必要だろう。
■2010年へ
さて、2010年最初の試合は、1月3日のアウェイでのオサスナ戦。
来年もマドリーにとって良い一年になりますように。