レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

CLグループステージ第4節 vリヨン

ジェルランで初勝利をあげたミッドウィークの試合を振り返る。

GK:カシージャス

DF:ラス、ペペ、セルヒオ・ラモス、コエントラン

MF:ケディラシャビ・アロンソ;ディマリア、エジルロナウド

FW:ベンゼマ

64分:コエントラン→アルビオル、71分:ベンゼマイグアイン、84分:ディマリア→カジェホン

サイドバックのやりくりが厳しく、今日は右がラス。

■リヨンの先発メンバー

GK:ロリス

DF:レベイエール、クリス、ロブレン、ダボ

MF:ゴナロン、シェルストロム;ブリアン、グルキュフ、エデルソン

FW:ゴミス

38分:ロブレン→コネ、76分:ゴミス→ラカゼット、84分:エデルソン→ベルフォディル

クリスが復帰している。バストスが負傷しているなど、リヨンも厳しい状態のようで。

エジル復調気味?ディマリアはどうすれば。

この試合ではエジルがボールに絡む回数が多かった。

シャビ・アロンソが基点となる攻撃は、目立つほど多くはなかったのだが、エジルが絡めると大分雰囲気は変わる。そのあたりが先日のリーガとの違い。

押し込み、すばやい攻守の切り替えで相手に苦しい状態でのプレーを強いる良い形がジェルランでも出来ており、これによって前半は良い時間帯が長く続いた。

セカンドボールを拾う確率が高い状態が続いて、グルキュフが攻撃を作る機会をほとんど与えなかった。

そして、23分にロナウドフリーキックで先制。ケディラが壁を割って出来たコースにすごい速さのシュートが通った。

欲を言えば、この良い時間帯に追加点を取りたかったところ。

攻撃の作り直しはしっかりしており、何度かゴール前で良い場面を迎えたが、ちょっと雑なところもあり、ロリスがさすがのプレーを見せる場面もあって、セットプレーの1点で凌がれた、という結果になってしまった。

特にディマリアのプレーチョイスの悪さ、そして局面での技術のなさが目立つ。対面したダボに勝てる、だからボールを回せるといった安定感はなく、スペースに出ても時間がかかる傾向にあり、自分で状況を悪くしてしまっている。

負傷してしまったがカカの方がプレー技術ではやはり信頼できる。カカが代わりに入ったときに問題なのは、サイドでの幅を持たせること、そしてプレーエリアの重複をできるだけなくすことだから、そのあたりをチームとして改善する方向に、個人的には期待をしたい。

サイドバックで苦しむもPKで追加点

後半はリヨンが押し戻す格好となった。

慣れたこともあるだろうし、前半よりシンプルにできるようになって、グルキュフにボールが届くようになった。

彼が攻撃を作り出すと、マドリーは厄介なことになる。安定的に彼にボールが入るようになるということは、シェルストロムも攻撃に顔を出せるということ。枚数をかけられるようになったリヨンは、良い場面を迎えるようになる。

コエントランとブリアンは、コエントランの怪しいプレーもあり、互角かブリアン有利といったところ。

攻撃ではサイドバックとして良いプレーを見せたコエントランだが、守備面ではよく言ってそこそこといった印象。2試合目の左サイドバックでもあるし、もう少し時間は必要かもしれない。

マドリーは64分、コエントランが状態を悪くして交代。

アルビオル、左ラスのサイドバックとなった。これでサイドバックの攻撃への貢献は期待できなくなったなと思っていたが、その後70分にロナウドがPKを得て、2-0と突き放した。

リヨンにとっては、精神的にこたえる失点。良くなっていて、マドリーのサイドバックは、できるとはいえ熟達していると言えないだろう2人。

サイドから何とかなりそうで、追いつく雰囲気もあったのに、判定に泣かされた。

終盤の15分はドタバタ。

互いに運動量が落ち、スペースを空けて攻めあったが、得点は動かず。マドリーはディマリアを中心に、最後のプレーに精彩を欠き、3点目は取れないまま。

流れの中の点はなかったが、アウェイらしく勝ちを拾った。

■結果と不安と

とにもかくにもジェルラン初勝利。そしてグループステージ突破を決めた。これで後の日程は多少楽になる。

あとは、ちょっとダメなところがあると盛り返されるという良い教訓を得られた。特に決めきれない攻撃、不安定な守備を見せた左サイドは、引き続き今後の課題になる。

今夜のオサスナ戦はこのあと20時のキックオフ。

ベルナベウの客の入りが気になる。