ミッドウィークのセビージャ戦。遅くなってしまったので簡単に振り返る。
■マドリーの先発メンバー
GK:ディエゴ・ロペス
DF:カルバハル、ペペ、バラン、マルセロ
67分:イジャラメンディ→イスコ、89分:モドリッチ→モラタ
セルヒオ・ラモスは結局出場できず。ディマリアの代役はイジャラメンディとなった。
■セビージャの先発メンバー
GK:ベト
DF:コケ、パレハ、ファシオ、モレーノ
FW:バッカ
71分:マリン→ビトーロ、76分:レジェス→フェルナンド・ナバーロ、83分:バッカ→ガメイロ
CLを狙える位置のセビージャ。難しい時期を乗り越えて再び上位に顔を出せるようになってきた。
■感想を少しだけ
この試合は、惜しくも敗れたバルセロナ戦をすぐに忘れるには良い機会で、引きずらずに臨むことが終盤を迎えるに当たっては大事だろうと個人的に考えていた。
ただ、ミッドウィークに上位クラブとの連戦で、普通に考えれば厳しい日程。精神面の立て直しの前に、身体的な疲労の回復が間に合わなかった印象。マルセロのコメントが全てを物語っていた。
そうした状況を一発で打開できるフリーキックが決まった時は、悪いなりに乗り切れるかと期待したのだが、見通しが甘かった。この内容では勝ち点に値しなかったという他ない。
前半はまだ運動量的には何とかなっていた方だと思うが、それも良かった時期に比べられるようなものではなかったし、質的にはとても及んでいなかった。
それなりにうまくやり繰りしてきたとはいえ層が薄いチームであることは否めない。攻撃に転ずるべく使える控えがイスコ、そして頼るにはまだ若すぎるモラタしかいないというのは実際のところ非常に厳しい。
ただ、ディマリアを中央で起用する形がシャビ・アロンソの復帰以降バランスを見出し、その形で無敗を続けてきたわけで、その代償として敗戦後に厳しいコンディションになってしまったとも言え、これまでの成果を考えると現状を責めることはしたくない。
選手層は今更どうしようもないし、疲労が一気に回復する魔法もないが、精神面は何とかしてもらいたいところ。
まずはとにかく勝利して、クラブ内外の雰囲気を少しでも落ち着かせること。そして叶うならば、決めるべき人が決めて、”日常”に戻ったのだと言う雰囲気になってくれればと思う。