ベルナベウで快勝した前回対戦とは全く違う状況で迎えるカンプノウでの一戦。負傷者も戻りつつあるが、どうなるか。
招集リストは以下。
DF:バラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、カルバハル、アルベロア、ナチョ
MF:クロース、ベイル、ルーカス・シウバ、モドリッチ、イスコ、イジャラメンディ
ハメス・ロドリゲスは負傷中。コエントラン、ケディラは胃腸炎とのことで招集外。
前日会見の様子はssfmさんの記事を。
アンチェロッティはメンバーについて明言しなかったものの、セルヒオ・ラモス、モドリッチが帰ってきたことから、BBCの前線、クロース、イスコとモドリッチの中盤、カルバハル、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロの最終ラインでほぼ決まりだろう。
このところは攻撃に問題があって、そこから守備も不安定になっていたマドリーだが、自分たちのやりたいプレーをしてくれるバルセロナなら、カウンターのチャンスはあるかもしれない。良い奪い方をしてベンゼマに当てることができれば、ロナウドとベイルがスピードを発揮できる場面を何度か作ることはできるだろう。
そのためには、最近の傾向とは逆に、まず守備を整えるところから考える必要がある。
特に奪われた後、緩慢な戻りで守備ブロックを作るのが遅れれば、一気に持っていかれると肝に銘じなければならない。前線で奪い返すチャンスがあればそうすべきだが、出来るだけ早く4-4-2の形で自陣にブロックを作ることを第一に考えたい。
そこで重要なのはベイル。人数が足りていても対応が難しいのに、カルバハルがネイマールとサイドバックを相手にするようなことが続けば必ずやられる。彼がネイマールと直接相対することは少ないだろうが、数的に同数か優位の状態を確保することが求められる。
ベイルなら多少低い位置でもサイドバックが出てきた裏は使える。損して得取れと言うわけではないが、きちんと下がることで使えるスペースを得ることに繋がる。それはベンゼマやロナウドも同様。前線も含めてコンパクトになって自陣に戻れれば、良い攻撃に繋げられるだろう。
マドリーは現段階でベストのメンバー。あとはコンディションがどうか。バルセロナはミッドウィークにCLがあり、普通に考えればその分マドリーに分があるはずだが、先日のビジャレアル戦では同じような状況ながら完全にやられた。
身体的な能力を生かすだけの精神面が必要。アウェイで困難な試合であることに奮起し、与えられた役割以上のものを発揮してくれる試合を期待する。