ディフェンス陣に負傷者が続出中のマドリー。
ミッドウィークのコパデルレイがなかったのがここではメリットになった。
というのは、何人か週末には復帰できそうと報道されているから。
メッツェルダー、ロッベン、ソルダード、スナイデルは徐々に全体練習に復帰し、週末のビジャレアル戦に招集されそう。
一方、エインセ、ペペは長期離脱、サビオラも今週末には間に合いそうになく、トーレスも微妙なようだ。
最終ラインは、メッツェルダーが復帰できればセルヒオ・ラモス、メッツェルダー、カンナバーロ、マルセロといった構成になる(というよりもそれ以外の選択肢がほとんどない)が、控えはサルガド以外いない状況になると思われ、試合自体の結果とともに、怪我をしないという課題もクリアしてもらう必要がある。
中盤はスナイデルが復帰できればグティ、スナイデル、バティスタから2人選ぶことになる。
前節はアトレティコに対し、スナイデルとグティを併用したが、その効果が検証される前に幸運にも試合が動いてしまったので、完全にシュスターの選択にゆだねられることになる。
前線の主力であるロビーニョ、ラウール、ニステルが怪我なく出場し続けているのはありがたい。
その他のポジションに不安材料がある中、このポジションまで主力が離脱してしまうと、チームが失速してしまう危険性は十分にある。
最終ラインが不安定な以上、カシージャスに期待しつつ、攻め合うことがあり得る選択肢の一つなので、そのための駒が減ってしまっては苦しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レアルマドリードが6月にグラネロの呼び戻しを検討
ヘタフェに期限付き移籍させていたグラネロに関して、シュスターが6月に復帰させることを検討していると報じられた。
トップチームに登録させることを前提としたことなのかはわからないが、シュスターがコパデルレイの試合を視察し、好感触を得たのは確かなのだろう。
以前インタビューでヘタフェを「若い選手がマドリーにふさわしいのか、他のチームにふさわしいのか見極める完璧なショーウインドウ」と語ったシュスター。そのショーウインドウを彼自身が覗いたことは、グラネロにとって一つの転機になり得ることかもしれない。
とはいっても、6月はまだまだ先の話。
またレンタルや買い戻しオプション付きで移籍している選手に関しては、これからも記事は出るだろうから、注目したいと思う。