リーガ第22節、レアルマドリードはアウェイでアルメリアと対戦した。
お伝えした通り観戦できなかったので、試合内容について教えて下さる方がいれば、是非よろしくお願いします。
結果からいえば2-0と、久しぶりの敗戦となったわけだが、さらにはニステルが負傷したことも大きい。ニステルは大事には至っていないようだが、次節は欠場する模様。
セルヒオ・ラモスの違和感は問題ないようで、もう少しすれば復帰が期待できるエインセが、今後問題なくプレーを継続できれば何とかなる、といった状況。
「負けに不思議な負けなし、勝ちに不思議な勝ちあり。」と言ったのはプロ野球、イーグルスの野村監督だっただろうか(違っていたらごめんなさい)。
この言葉はサッカーでも的を射た発言として通用すると思う。
今季のマドリーは、内容に問題がありながらも勝ちを拾ってきたからこそ今の位置にいる。
「不思議な勝ち」、つまりは、「内容は相手に劣るのに、勝ちと言う結果がついてきた試合」がいくつかあったのは事実だ。
一方で、負けた試合は、問題点があったから負けた。
「内容は優っていたのに勝てなかった」なら、良い内容を得点と言う結果に結び付けられなかったという問題があり、「そもそも内容が劣っていた」なら、自分たちがイメージするようなプレーができなかったという原因がある。
それぞれの原因は、さらに根本的な原因の帰結であって・・・と、問題点は掘り下げていけば今チームが抱える問題が明らかになっていく。
勝ちという結果がでなかったからこそ、問題点に目が行きやすい。
良い機会だ。CLに向けても、ぜひ課題を見つけてほしいと思う。
今節は、前半のパス回しが良かったようだが、そこで形を作れず、逆に先制されたことが大きかったのだと思う。
ディアラ、スナイデル、グティのセットでは、パサー2人が仕事をできればいい形にはなりやすいはずだが、それ以上にはならなかったということだろう。
後半開始すぐにPKで追加点を与えてしまって、雰囲気としては最悪だったろうと想像する。
マドリーの場合、たいていの試合でボール支配率は相手を上回るから、少ないチャンスを先に相手に活かされた、というような状況になると精神的に苦しい。
攻め合っている時は良いが、先制されて守りを優先された時に、狭いスペースで崩すようなパスワークはまだないし、前掛かりになった時の後ろは相変わらず危なっかしいから、直接的なプレーの面でも逆転勝ちを多く期待できるチームでもない。
最初に流れをつかむことが、他のチームに比べて重要な要素なのではないか、と思う。
冬の移籍期間では放出はなく、現有戦力で今シーズンを戦うことになるマドリー。
負傷者の復帰も待ちながら、出場できる選手がいいプレーを見せてくれることに期待したい。
次節はホームでバジャドリードと対戦。