スペイン・スーパーカップを週末に控えて、最後の親善試合。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
MF:ディアラ、グティ、VDV
FW:ラウール、VN、ロッベン
カシージャス、セルヒオ・ラモス、ペペといったユーロ組を先発でテスト。
最終ラインも本番仕様で臨む。
■フランクフルトの先発メンバー
GK:ニコロフ
DF:オクス、ルス、ベライド、スピヒャー
MF:クリス、シュタインヘーファー、稲本、トスキ
稲本が先発。先発メンバーについて詳しい知識がありません・・・
実績のあるアマナティディスくらい。勉強します。
■フィットしそうなVDV
12分に早速フランクフルトに先制を許した。ペペがクロスに触ったもののクリアはできず、最後はベライドに詰められて0-1。
前半のマドリーの攻撃の中心は中盤の3人だった。
ディアラも積極的に攻撃に参加するし、VDVもなかなか。ラウールの落としからシュートという場面もあって、うまくかみ合っていきそう。
ラウール、VNがポストにうまく入れる機会が多かった。グティの裏を狙うパスも健在。
中央の3人が良い仕上がりを見せる一方、ロッベンは散々だった。
ボールに触る機会も多くはなく、いい位置で持てても納得できるプレーはできず。縦に抜けるドリブルに期待したいが、そういうドリブルはほとんど見られなかった。
懸案の怪我は問題なさそうなので、今後に向けてもそれは安心だったけれど。
最終ラインは評価しづらい。中盤より前の守備が(親善試合ということもあってか)本気度を感じさせず突破を許しがちだったからだが、要所は抑えた感がある。
セルヒオ・ラモスの攻め上がりはあまり見られなかったけれど、ユーロ組はこれが今シーズン最初。あんまり悠長なことを言っているわけにもいかないけれど、今はこんなものか、とも思う。
サイドの攻撃が機能しないなか、中央のパスワークで何とかしていた前半。シュート数は6だった。
■ロビーニョを軸に
交代が多いので、マドリーのもののみまとめて。
後半開始時点で、ディアラ、グティ、VN、エインセに替えてデラレ、バティスタ、ロビーニョ、メッツェルダー。
65分、セルヒオ・ラモス、VDV、ラウールに替えてサルガド、イグアイン、サビオラ
79分、ペペに替えてハビ・ガルシア。
後半はロビーニョが攻めの中心。
ロッベンのように縦に鋭く抜けるようなプレーはなくても、細かいパス交換でスペースに入り込んでいけるのが彼の長所。
サイドから中央にも展開できるので、幅広く攻撃ができていた。
同点のゴールはそのロビーニョ。71分、サビオラのクロスにきっちり合わせた。
選手交代が多かったこともあり、その後の終盤は締まりがなくなってしまった。
コーナーの後に2対4というシーズン中ならあってはならないような場面が相次いだが、1-1のまま終了。
カシージャスはいつも通り、安心できる。
フランクフルトのGKニコロフのプレーも素晴らしかった。
■スーパーカップへ
週末は新シーズン最初の公式戦、スペインスーパーカップ。オフは混迷したバレンシアとアウェイで対戦する。
VDVが馴染んだプレーを見せてくれているので、中盤は心配なさそう。
怪我のカンナバーロの出場はなさそうなので、最終ラインは主力のユーロ組がしっかりプレーできるかにかかっている。
前線はVN、ラウール、そしてこの試合の様子ではロビーニョのほうがよさそう。
シーズン初戦をいい形で迎えてほしい。