レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

CLグループステージ第2節 vゼニト・サンクトペテルブルク

冷え込んできているロシアでの第2節。ゼニトサポーターの声援は迫力があった。応援の歌が途切れることなく続く。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロエインセ

MF:ディアラ、デラレ、VDV

FW:イグアイン、VN、ロッベン

62分:VDV→ハビ・ガルシア、82分:ロッベンドレンテ、88分:イグアインサビオラ

どうやら本格的にローテーションをさせるつもりのようで、ラウールがベンチスタート。デラレはけが人が多いなか、先発の座を完全に射止めている。

■ゼニトの先発メンバー

Gk:マラフェエフ

DF:アニュコフ、フボチャン、ピュグレニエ、シルル

MF:デニソフ、ティモシュク、ズリアノフ

FW:ダニー、ボグレブニャク、アルシャビン

72分:フボチャン→ドミンゲス、ボグレブニャク→ファティ・テッケ

ロシア代表の選手を多くそろえるゼニト。両サイドのダニー、アルシャビンからのクロスに注意。

■相変わらずの先制後

3分に早速試合が動く。VDVのクロスをフボチャンがクリアに失敗しオウンゴール。幸運な先制点を挙げたマドリーだったが、最近の、先制した後落ち着きすぎてしまう症状は治らない。取り返そうとするゼニトに、あっさり主導権を譲り渡してしまった。

時には全員が自陣に退くという、アウェイらしいけれどマドリーらしくない守備をするものの、両サイドから崩されるシーンが目立つ。

相手のサイドバックが上がってくれば、ロッベンイグアインがそれに対応しないといけないのに、一旦かわされると追わなかったり、パスコースの切り方が曖昧だったりとお粗末。プレッシャーをかけてボールを奪う場面もあったけれど、それ以上に楽に突破された印象が強い。

サイドが崩されれば中央から助けに行かなければならないので、中央のマークはつけなかったり、ずれたりしがちになってしまう。

飛び込んでくる相手中盤の選手や逆サイドの選手にしっかり合わせられたのが同点のシーン。左サイドを崩して、逆サイドのダニーに合わせる形で1-1。

それでも、攻撃で何とか出来てしまうのが今のマドリーの良いところ。

同じようにサイド攻撃を仕掛け、最終的にはVNの落ち着いたシュートで勝ち越し。狙った形が最後まではまったわけではなかったのに、VNがきっちり決めてくれるありがたさ。

もう一点取れそうな気配もあったが、2-1のまま前半終了。

■ゼニトの良さが出る

後半はゼニトの中盤の3人が高めの位置に出てくる機会が増えて、マドリーが守勢に回った。ゼニトはダニー、アルシャビンの能力を活かせるよう、彼らにいい形で攻めさせるようなチームになっている。

前半にもましてサイドの守備に苦労するマドリーは、(ローテーションの意味もあるだろうが)ハビ・ガルシアを投入して挽回をはかる。

全員が退いていても簡単にボールを前に運ばれるということは、”いるだけ”の選手がいるのが原因だろうが、守備能力が高い選手を入れることで少しでも流れを取り戻そうということだろう。

ゼニトは攻撃が機能したが運がなかった。ポストをたたいたり、マドリーのディフェンダーに当たったりと、ほぼフリーのシュートが入らない。マドリーとしてはラッキーな場面が多かったのは事実。

終盤、ドレンテサビオラを入れてカウンターの意識を高めたが、この試合では不発。完全に押し込まれ、崩されていて、苦し紛れのクリアも多く、繋いで彼らにカウンターさせる機会はあまりなかった。

ゼニトはボール支配率57%と、ボールを保持し、それに見合うだけのチャンスを作ったが得点になったのは一回だけ。何とかしのいで2-1で終了し、マドリーはCL2連勝となった。

■いよいよ・・・

この試合の勝利は、CLで2年ぶりのアウェイでの勝利、6年ぶりのロシアでの勝利ということだそうだ。

内容的には手放しで喜べるものではないけれど、アウェイで勝てたのは大きい。BATEボリソフユベントスの試合が引き分けに終わったため、グループ突破への大きな一勝となった。

マドリーの次の試合はリーガ第6節、ホームでのエスパニョール戦。

この試合あたりからスナイデルが招集されるのではないか、と伝えられているので期待して待ちたい。ローテーションの実施でどういう布陣になるかにも注目。

コメントへの返信が遅れてごめんなさい。今夜改めて返信させていただきます。