オサスナのホーム、レイーノ・デ・ナバーロは、残留をサポートするためのファンでいっぱい。
雰囲気は最高。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
MF:ラス、ファン・デル・ファールト;ロッベン、ラウール、マルセロ
FW:イグアイン
コディナの先発はなし。思っていたより、いつも通りのメンバーを起用したファンデ・ラモス。
■オサスナの先発メンバー
GK:リカルド
DF:アスピリクエタ、ミゲル・フラーニョ、クルチャガ、モンレアル
FW:パンディアーニ
80分:マスード→キケ・ソラ、89分:パンディアーニ→イダルゴ
残留を確定させるには勝たなければならないオサスナ。何の締まりもないマドリーとはやる気が違う。スタジアムも彼らを後押しする。
■最後までやる気なし
やる気がなく走れないマドリーは、前節から変わらず。結局最後までダラダラと過ごしてしまった。
イグアインの個人技で先制するも、それ以降はいいところなし。
第3GKとしてチームを支えたコディナに報いる出場をさせてあげなかったのは謎。どうやっても気持ちが入らないチームなら、普段先発するメンバーを並べる必要なんてない。パレホ、フォベール、サビオラといったあたりを出してあげて良かったのではないだろうか。
この期に及んでこのメンバーに拘った理由が分からない。
56分にサルガドが退場処分を受けてしまい、マドリーは守るほかなくなった。
そして、60分のファンフランの素晴らしいゴール。プレー自体も最高だったし、場面、試合も最高。この場面でこのゴールが生まれる筋書きは誰にも書けないだろう。
マドリーは途中出場のフンテラールまでも暴言で退場する体たらく。オサスナの気迫と対照的に、モチベーションがどん底まで落ちていることを実感させられた。
最終節の結果により、スポルティング・ヒホン、バジャドリー、ヘタフェが残留し、ベティスが降格となった。戦力的にはもっと上、中位以上を狙える印象だったが、昨シーズンのサラゴサ同様、最後まで修正できなかった。
■ペレス体制へ
さて、この試合で今シーズンも終了したわけだけれど、その数時間後、6月1日午前0時1分に会長選挙立候補受付が締め切られ、立候補者がフロレンティーノ・ペレスだけだったため、ペレスが新会長に選出された。
副会長はフェルナンド・フェルナンデス・タピアスとエドゥアルド・フェルナンデス・デ・ブラス。
さらに、ホルヘ・バルダーノがゼネラル・ディレクターと副会長を兼務し、SDにはミゲル・パルデサ、会長顧問にジダンが就任することが決まった。
監督に関しては、報道を見る限り、ビジャレアルのペジェグリーニとの契約が近付いているようだ。
400万ユーロの違約金が必要だが、早ければ明日にも2年契約を結び、発表される。
正式発表があった時にまた改めて書きたいが、考えうる中で一番良い選択肢を選んだのではないかと個人的には思っている。