開幕まであと2週間。プレシーズンマッチはこの試合を含めてあと3試合。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
FW:ベンゼマ
46分:トーレス→アルベロア、67分:カカ→グラネロ、ロナウド→ロッベン、ラウール→イグアイン、78分:シャビ・アロンソ→ペペ、グティ→スナイデル
これまでとはちょっと毛色の違う形。中盤で誰が守るのか。
■レアル・ソシエダの先発メンバー
GK:ブラボ
DF:エストラーダ、アンソテギ、ラバカ、デ・ラ・ベージャ
MF:エルストンド、リバス;シャビ・プリエト、ホナタン
FW:スルトゥサ、アヒレチェ
48分:スルトゥサ→ハビ・ロス、61分:シャビ・プリエト→グリエスマン、エルストンド→ウンスエ
ブラボはデュデク移籍の場合の第2GK候補に名前が挙げられていた。
■サイド、サイド
4-1-4-1で臨んだマドリー。底にシャビ・アロンソが入って、前にグティ、カカという形だが、やはり守備の問題は表面化した。
全員が高いポジションにいる時もあって、バランスの面で不安なことがあったし、そうでなくてもグティかシャビ・アロンソが1人で底を担うのはちょっと怖い。
サイドの守備はもっと怖かった。カカ、ベンゼマが流れ、2人はマーカーを引き連れていくので、左サイドの人口密度が高く、窮屈なところでうまく繋がれることは少なかったが、その分右サイドのスペースは広大。これをトーレスにカバーさせるのは厳しい。ラウールがフォローに入って何とか、という印象。
バランスの悪さをこのまま受け入れるには、トーレスでは難しいかもしれない。セルヒオ・ラモスの復帰がまだ先になってしまうのなら、修正は早めにしなければならないだろう(彼が入ったからといって放置して良い問題でもないけれど)。
攻撃面では、ゴール前でのパス回しが見慣れたものになってきた。が、これまたサイドが問題。
サイドに開いたカカ、ロナウド、ベンゼマは最終的には中に入っていくことが多いので、幅の広い攻撃をするにはサイドバックの効果的な参加が不可欠なのだが、バランスの悪さもあって良い形で上がれない。
中央を崩すコンセプトは守りつつ、サイドも活かせないと相手にとっては的が絞りやすい。中央に人数をかけさえすれば良いからだ。
ソシエダはクロスが多かったように思う。ドレンテはどうもマークを外しがち。フリーにさせるのは勘弁。
49分、ロナウドのフリーキックのこぼれ球にベンゼマが詰めて先制。枠に行くと正面でもキャッチできない威力はさすが。
後半はソシエダを押し込んでボールを持つ時間が長かったように思う。こういう時間をしっかり作れればチャンスは増えるはず。
イグアインとロッベンが入ると、一気にカウンターへとシフト。チームにとっては強力な武器だが、あまりにも大きく変わりすぎる。彼らがペジェグリーニのチームで先発するには、適応していかなければならないのは明らか。同時に出場することが多いせいもあるだろうが・・・
オプションとしての起用にとどまってしまうか、先発して、チームの中で個性を発揮できるかは、これからの適応の仕方にかかっている。
ペペはまたもピボーテで出場。シーズン中もあり得そう。
試合終了間際にスナイデルが直接フリーキックを決めて2-0とし、これで試合終了。
スナイデルは久々に目に見える結果を残せた。
■ドイツへ
月曜日から練習を再開し、水曜日のボルシア・ドルトムント戦に備える。
シーズン開幕間近。怪我人が出ませんように。
※コメントへの返信はまた明日いたします。遅れてすみません。