レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第8節 vスポルティング・ヒホン

遅くなったが、週末に行われたヒホン戦。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、ガライ、マルセロ

MF:シャビ・アロンソ、ディアラ;グラネロ、カカ、ドレンテ

FW:ラウール

58分:ドレンテグティ、65分:ガライ→アルビオル、77分:シャビ・アロンソファン・デル・ファールト

フォワードがほとんどおらず、ラウールの1トップ。グラネロとドレンテの中盤も珍しい。

スポルティング・ヒホンの先発メンバー

GK:ファン・パブロ

DF:ロラ、ボティア、グレゴリー、カネージャ

MF:ミチェル、リベラ;デ・ラス・クエバス、ルイス・モラン、ディエゴ・カストロ

FW:バラル

63分:バラル→ビリッチ、75分:デ・ラス・クエバス→カルメロ、81分:ルイス・モラン→イバン・エルナンデス

マルセロと対面するデ・ラス・クエバス。このマッチアップは怖い。

■走らなければこうなる

少し思い出しながら考えてみても、この試合で攻撃が成功しなかった理由は、”走らなかったこと”以外に考えられない。

確かにヒホンのディフェンスはしっかりブロックしていたし、固めた相手を崩すのは難しい。

が、特に前半、60%以上ボールを持ちながらシュートが3本ほどという数字を見れば、最終ラインから球出しが全くできていなかったことがよくわかる。前線の選手がボールを受ける動きをしなかったことが大きな原因だ。

ラウールの1トップだったが、そのラウールさえ、たまに中盤に下がってきてボールを触るくらいで、縦に速い楔が入ることはなかった。

2トップの1人として振舞っていたカカもキレなく、たまに見られたゴール前でのシーンでもチャンスを作るには至らなかった。

チームとしてのシステムがどうとか、相手がすごく頑張ったとかいうレベルではなく、マドリーは90分を無為に過ごすことを自ら選択したようなものだった。

そんな状況では、中盤の選手を交代させてもなかなかエンジンはかかってこない。後半は少しペースが上がったものの、あまりにもダラダラと90分を使ってしまった。

■ちょっと選手評

そんなわけで、チームについて書くべきことはあまりない。

個々の選手について少しずつ触れておこうと思う。

まず、デ・ラス・クエバスとのマッチアップをしていたマルセロ。

相変わらずと言う他ないが、ディフェンスの技術のなさには毎回のようにびっくりさせられる。この試合ではほとんど攻撃で貢献できる場面もなく、ディフェンスのまずさばかりが気になってしまった。

ペペは攻撃に関して、積極的に参加しても良かったように思う。

前線が動かない中でボールを出すだけでなく、スペースにボールを持って上がる形を見せておいた方が、相手に選択を迫ることにもなるので良かった。が、(ガライもだが)思い切りのいいプレーが出ることはなかった。

最後にドレンテ

こういう試合だからこそ、ドレンテにサイドで走り回ってほしかった。

ミラン戦ではかなり動いていただけに、先発でもどんどん走って周りを巻き込んでいってほしいところだった。

彼には、狭いところでの細かいプレーなど、技術は求められてはいない。今のチームではとにかくサイドで走れることが彼の価値だと思うので、他の選手と一緒に運動量を落とすことなくやってほしい。

コパ・デル・レイ

日本では明日朝になるが、ミッドウィークはコパ・デル・レイアルコルコン戦。

リーガ、CLと比べると優先順位が下がってしまう大会ではあるが、ここ数年2部や2部Bのクラブに負けてしまっているので、そろそろある程度のところまでは勝ちあがってほしい。