レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第9節 vヘタフェ

またもテレビでは生放送なし。同時にやっている試合がないのに・・・ということで、リーガの放送に対する姿勢は推して知るべし、といった感じ。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオルアルベロア

MF:ラス、シャビ・アロンソ;カカ、マルセロ

FW:イグアインベンゼマ

61分:ベンゼマ→ガゴ、77分:イグアイン→ラウール、83分:カカ→ファン・デル・ファールト

マルセロが中盤にあがり、アルベロアが左に。

詳しくは後ほど。

■ヘタフェの先発メンバー

GK:ウスタリ

DF:トーレス、カタ・ディアス、マリオ、マネ

MF:ボアテングセレスティーニ;ペドロ・レオン、パレホ、マヌ

FW:ソルダード

52分:ボアテング→アルビン、60分:マヌ→ガビラン、68分:パレホ→アドリアン

マドリーのカンテラーノが大勢。

そのうち、トーレス、パレホ、ソルダードが先発。

アルベロアの左サイドバック、その効果

サイドバックアルベロアを使ってきた今節。

マッチアップするのはペドロ・レオンで、下手なことをするとちょっと怖い。ここを抑えられるかどうかはこの試合の行方を大きく左右すると思われた。

アルベロアは、ディフェンスとしての基本がマルセロよりずっとしっかりしており、飛び込まずに我慢できるし、ボールを取れなくても相手の攻撃を遅らせることができる。

これによって、ペドロ・レオンにほとんど仕事をさせなかった。前半に一度えぐられたシーンがあったが、良いプレーはそれくらいしかさせなかった。

マルセロも中盤のサイドである程度好きにプレーできた方がやりやすい様子。ただそうなるといよいよサイドバックが足りなくなるが。アルベロアが今後も左で使われるようだと、頭数は考えなければ問題になってくるだろう。

マドリーの右サイドでは、ラスがかなり良い守備をしていた。ピボーテの位置から右に出てきて守備をする機会が前半かなり多く、指示があったのかなと思った。サイドの高い位置で相手に絡んでいってボールを奪えた場面が何回かあり、これまた効果を上げていた。

というわけで、マドリーの両サイドの守備は、ペジェグリーニが打った手で改善を見せた。これは良いぞと思っていたら、27分にアルビオルが退場。3バック状態に移行してしまい、長い時間見ることができなくなってしまった。

アルベロアの左サイドバック起用が今後もあれば、今回の序盤と同じような効果が出るかどうか、もうちょっと見てみたい。

■ヘタフェに助けられる

前半、アルビオルが退場して以降の時間帯は、ヘタフェの姿勢に助けられた。

ここで思い切りよく攻めてこられても嫌だったし、じっくり落ち着かれるのも勝ちたいマドリーとしては嫌だったが、それほど変化はなく、悪く言えば中途半端に前半を終えてしまった。

マドリーは守備が比較的安定していたのと、カカがボールを前に運べてチャンスを作れそうだったので、10人にしては悪くない前半だった。

カカにとっては10人でカウンター狙いになったことが良い方に作用した印象があった。

■カウンターならイグアイン

カウンター狙いで良くなったマドリー。後半はイグアインの良さが出た。

53分、マルセロのパスをイグアインセンターバックの間でないストラップ。落ち着いて隅に決めて先制。

マルセロのボールも良かったが、ディフェンダーの間で正確に胸トラップできるイグアインの能力の高さ。

56分、カウンター。ベンゼマのパスを受けたイグアインがスピードで抜け出してゴール。

スピード勝負ならイグアインに勝てるディフェンダーはなかなかいない。一気に2得点をあげて試合を有利にした。

61分にベンゼマをガゴに替えて中盤を安定させ、攻撃はイグアインとカカのカウンターにお任せ。

追加点はあげられなかったが、カカの長距離ドリブルも出て、2人でもなんとかできてしまいそうな雰囲気はあった。

このあと、イグアインとカカを順に下げてラウールとファン・デル・ファールトに交代。このまま守り抜こうという意図。

後半の守備だが、ソルダードのところがちょっと危なかった。

良いところでクロスを受けてヘディング、という場面が何度かあり、カシージャスのセーブに助けられたところもあった。ただ、やはり今日のマドリーは両サイドの守備がそこそこ安定していて、ソルダードに良いボールを多く供給させなかった。

これくらいいつもできていれば、これまでとはちょっと違ったマドリーになるだろう。

■CLへ・・・

さて、ミッドウィークはCL。サン・シーロミランと再戦。

ロナウドの不在は決定的だが、今日のように対処できれば勝機はある。グループステージ1位突破へ向けて、良い結果を期待したい。