マドリーは、アルベロアとアルビオルとの契約を延長したことを発表した。
アルベロアとは’15~’16シーズンまで、アルビオルとは、’16~’17シーズンまでの契約となる。
アルベロアは、セルヒオ・ラモスがセントラルに固定されて以降、唯一の右サイドバック専門として重要な役割を担っている。
マドリーのカンテラーノスでもあり、クラブにとって重要な位置を占める選手の一人と言えるだろう。
ベテランの域に入ってきた彼の大きな武器は安定感。
攻撃で優れたサイドバックは多くいるが、彼のように守備を整えられる選手は重要だ。特に、左が攻撃的な現状では、安心できるサイドバックとして彼がいるのといないのとでは大きく違ってくる。
補強の噂もある右サイドバックのポジションだが、誰が来ても彼の出番は必ずあるだろう。
一方、アルビオルの契約延長は驚き。
モウリーニョは、昨シーズン中も彼に対して賞賛のコメントをしていたが、実質的にはペペ、セルヒオ・ラモス、カルバーリョ、バランに次ぐ5番手の立場だった。
あまり安心できないプレーの印象もあるため、移籍の可能性はあれど、契約の延長はまずないだろうと思っていた。
カルバーリョの移籍が確定的であるため、センターバックの人数が足りなくなる恐れはあるが、良くて3番手の状況にアルビオル側がよく納得したなというのが正直な印象。
カスティージャも含め、放出が先んじる珍しいオフを送っているマドリーだけに、現有戦力を維持できることは評価したい。