アスの記事。以下、簡単に訳。
アンチェロティは公式戦17試合(リーガを13試合とCL4試合)かかって、任せられる11人の形を掴みはじめた。一番の疑問点は中盤であり、モドリッチ(先発14試合)、ケディラ(先発14試合)、イジャラメンディ(7試合)という面々が名を連ねてきた。カンプノウでのセルヒオ・ラモス、バジェカスでのディマリアという奇怪な実験例も含まれる。カゼミロは形ばかりの出場しかしていない(グラナダ戦での65分からの出場とアスレティック戦での70分からの出場)。グラナダ戦でイスコも起用されたが、この形は繰り返し使われていない。
5か月ぶりにシャビ・アロンソが帰って来たことで、全てが変わった。トリノでのユベントス戦と土曜日のソシエダ戦で、アンチェロッティによって固定されたように見えるトリボーテは、今やチームのエンジンとなりつつある。シャビ・アロンソ、ケディラ、モドリッチの3人だ。プレーの改善においてシャビ・アロンソの巨大な影響が最初からある。
マドリーが大量得点したソシエダ戦の45分間で、91%のポゼッションに達し、ターンオーバーは3回しかしていない。
シャビ・アロンソはモドリッチに8回、ケディラに7回、ロナウドに6回、バランに6回パスを通した・・・また、8回ボールを奪い、失ったのはわずかに1回だけだ。
アンチェロッティが5-1となったソシエダ戦後に「シャビはプレーを読んで予想することができる。私たちにとってはとても、とても重要なことだ。」と話しているように、アンチェロッティはようやく中盤の探索に終止符を打ったのだ。
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記事が言うように、シャビ・アロンソの復帰と4-3-3の採用で、とりあえずアンチェロッティの探索は終わったのかもしれない。勝負が決したソシエダ戦でこの形を長く維持していたことは、これをチームに馴染ませるためにも思えた。
ソシエダ戦の記事でも触れたように、アロンソ一辺倒ではないバランスを見つければより良くなっていくだろうという雰囲気はあった。
問題は、アロンソが長いシーズンに渡ってフル稼働させることは年齢的に難しいだろうということだ。
そのため、イジャラメンディをきちんとチームに組み込んでおく必要がある。また、できることに違いがあるとはいえ、モドリッチとケディラの控えとしてイスコとカゼミロを使えるようにしておくことも忘れてはならない。
アンチェロッティがアロンソの復帰で中盤の安定を手に入れられたことは、一歩前進。次はそれを成熟させ、現有戦力を上手く使っていく術を見つけていってもらいたい。