レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ケディラは今シーズン絶望

マドリーをはじめ、各国の代表選手がほとんどのクラブにとっては、代表戦がある週末は負傷者が出ないか不安なものだが、久々に非常に悪いニュース。

既に報じられている通り、ケディラはドイツ代表として出場したイタリア代表との試合で負傷交代していた。

右膝内側側副靭帯と前十字靭帯の断裂と診断されたと公式に発表されている。

また、アウグスブルク市内の病院でマドリーの医師も加わった手術が16日に行われ、無事成功しているとの発表もされている。今後3週間は靭帯の手術後の特別なメニューで回復を図っていくとのこと。

離脱期間については、全治6か月ほどと報道されているが、これは負傷自体の治療にかかる期間と見るべきだろう。その後、ピッチでプレーできるだけのコンディションに戻すためにはさらに1、2か月はかかると思われ、今シーズン中の復帰はほぼ絶望となった。

チーム事情から中盤で攻守にわたる様々な役割を負ってきた彼の離脱は、マドリーにとって大きな痛手。ケディラ自身にとってもW杯前のシーズンにこうした負傷をしてしまったことは気の毒だ。

まずは治療に専念し、来シーズン万全な状況で帰って来られるようにリハビリを続けていってもらいたい。

■どう修正するか

ケディラの離脱については、アンチェロッティは自著の発表会でコメントしており、冬に補強することはないと述べている。現有戦力のカゼミロ、イスコを使ってバランスを取り直すことになるのだろう。どちらの選手を使うにせよ、ケディラと同じ役割でプレーさせることは難しく、中盤の再構築は避けられない。

最近は4-3-3を継続しているが、トリボーテで通常使える選手がシャビ・アロンソ、イジャラメンディ、カゼミロ、モドリッチの4人とイスコと考えると、人数的に厳しくなる恐れがある。

4-2-3-1に戻し、イスコをトップ下にしてドブレピボーテを4人で回す方が、人数的には無理がない。そうなると、チームとしての守備に不安がまた出てくることになりそうではある。

個人的には、まだまだシーズンはこれからの今の時期に、人数計算が合わないことをして疲労を溜め込むよりは、4-2-3-1でうまくバランスを取った方が、後半に無理がきくと考えているが、果たしてアンチェロッティはどう修正するだろうか。

週末の試合の中盤に注目しておきたい。