レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第16節 vオサスナ

毎シーズン苦労するオサスナのホームで対戦。今シーズンも厳しい結果となった。

■マドリーの先発メンバー

GK:ディエゴ・ロペス

DF:カルバハル、セルヒオ・ラモス、ペペ、マルセロ

MF:モドリッチシャビ・アロンソ;ベイル、イスコ、ロナウド

FW:ベンゼマ

55分:ベイル→ディマリア、65分:モドリッチ→ナチョ、84分:イスコ→ヘセ

この試合のピボーテモドリッチアロンソ

オサスナの先発メンバー

GK:フェルナンデス

DF:ベルトラン、ロティス、アリーバス、ダミア

MF:シルバ、ロロ;セフード、トーレス、アルメンテロス

FW:リエラ

76分:トーレス→オイエル、81分:アルメンテロス→ロエ、86分:リエラ→マヌエル

16位と下位に沈んでおり、ホームでの成績も2勝4敗2分と数字上特筆するようなものはないのだが、このスタジアムではいつも苦労させられる。

■前半で自ら首を絞めたマドリー

序盤はマドリーが主導権を握っていた。

この時点では、アロンソモドリッチピボーテはしっかり機能していたし、実際得点機があった。ロナウドがいつものように決めていれば、もしかしたら何の問題もない試合になっていたかもしれない。

しかし、そうはならなかった。

攻撃面ではベイルが存在感を発揮できず。いつも以上に自らボールに絡む姿勢に欠け、サイドで脅威になることが出来なかった。いつもならロナウドがどこへでも顔を出し、何でもやってくれるのだが、序盤に(大きなことではないのだが)躓いてしまったこういう試合では、ベイルが代わりに前面に出るようなメンタリティを示してほしかった。

守備面では何と言ってもセルヒオ・ラモスの退場。

大会が違うとはいえ、つい先日ガラタサライ戦でも退場しており、最近のプレーの質の悪さは目に余るものがある。

今シーズン、ペペがボールを持ってもきちんと捌き、相手に対しては読みと身体能力の高さを存分に発揮した守りを見せている一方、セルヒオ・ラモスは安定していた試合を探す方が難しいありさまだ。

相手に先を越されることが多く、体の強さで何とかそれをカバーしているような対応が目立つ。それで何とかしてしまえるのは彼の能力の高さゆえだけれど、彼に求められているのはそういうレベルのプレーではない。

彼が”不当に”審判から目をつけられている、と言う人々もいるかもしれない。

確かにそうだろう。彼へのカードが常に正当なわけではない。

だが、ガラタサライ戦で退場することとなったプレーでは完全に入れ替わられていた。今シーズンずっと続いている軽い守備の象徴的なプレーだ。

また、不用意な手の使い方も変わっていない。彼は、不当であれ目をつけられていることを自覚して、少なくとも余計な場面でカードを貰うことを減らすよう努力しなければならないのに、いつも自分が望むようにしか振舞っていないように見える。

これでは、カードが減るわけもないだろう。

攻撃に精彩を欠くようになっていき、一人減った厳しい状況で、イスコのゴールで1-2として前半を終えられたのは幸運だった。

■もろもろ

最終ラインの修正はモドリッチを下げてナチョで。

ベンチに入ったメンバーから言って、これしか選択肢がなかった。ナチョは次節先発が想定されるので、この試合ほぼ問題なく終えられたことは自信に繋がるだろう。

ベイルに替えたディマリアは誤算。サイドで待つだけの姿勢を引き継ぐ必要はなかったのだが、攻撃を改善するようなプレーは見られず。ただ、荒れそうな試合で以前のようなドタバタぶりがなかっただけまだ良かったのかもしれない。

4-3-2としてロナウドのカウンターにかける形を採ってみたものの、この日は彼の日にならず、後半は膠着。80分にセットプレーでペペが同点ゴールを決め、辛くも追いついたものの、逆転することは出来ず。

前半の状態から見れば、追いつけたことを喜ぶべきだろうが、自分で自分の首を絞めて勝ち点3を逃した印象が強い。

■次節はバレンシア

久々にもやもやばかりが残る試合となった。

シーズンも半ば近くなってきて、新しいチームが始まるという最初の緊張感が薄れてきたのと、疲労の蓄積の両方の影響があるようにも思える。

目を覚まさせる試合となってくれれば良いのだが、これが続くようでは厳しい。

次節はミッドウィークのコパデルレイをはさみ、バレンシアと対戦する。

監督が解任さればたついているとは言え、楽な相手ではない。今節の教訓を生かして臨んでもらいたい。