遅くなってしまったけれど、オサスナ戦を簡単に振り返る。
■マドリーの先発メンバー
GK:ディエゴ・ロペス
DF:ナチョ、バラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:イジャラメンディ;モドリッチ、イスコ
FW:ディマリア、モラタ、ロナウド
62分:ロナウド→カゼミロ、67分:モドリッチ→シャビ・アロンソ、74分:ディマリア→カルバハル
この試合は4-3-3。
マルセロが復帰。ナチョ、イジャラメンディ、モラタが先発し、いつもと少し違う構成。
■オサスナの先発メンバー
GK:アンドレス・フェルナンデス
DF:ダミア、フラーニョ、アリーバス、オリオル
MF:プニャル、ロエ;セフード、デ・ラス・クエバス、アルメンテロス
FW:リエラ
59分:ロエ→オーイエル、63分:リエラ→アクーニャ、78分:アルメンテロス→ロバト
残留争いに加わってしまっているオサスナ。なかなか厳しい終盤を迎えている。
■簡単に
コパ決勝のバルセロナ戦、CL準決勝と、隙があればやられるという緊張感のある試合が続いていたので、この試合のゆるい展開には大きな差を感じた。
第2戦に向けての谷間であり、そのタイミングでこの内容であることには不安もあるが、リラックスしてやりたいようにやれたという意味ではリフレッシュできただろうから、良い方に捉えたい。この試合も堅い展開だと、2週間ずっとタフな試合を続けることになっていたので、点差がついて楽に試合を運べたのも良かった。
ロナウドが個人の力で2点取ってくれチームとしても助かったし、彼自身にとっても復帰後の自信になるだろう。
ゴールなしでは彼の雰囲気が難しくなってしまうことも考えられ、無理なシュートが増えてしまうような恐れもあったけれど、こうして決めてくれればひとまず心配はない。良い気分でドイツに行けそう。
この試合の4-3-3は、マルセロが復帰したものの、ディマリアの本来のポジションが右サイドだったことから、左サイドの崩しはそれほど多くはなかった。
もちろんディマリアは常に右にいるわけではなく動き回ってはいたが、マドリーの4-3-3の強みは、彼が中盤から左に出て行ってロナウド、マルセロと崩す形。これができない状態では長所が生きず、大きな変化が起きない。
であれば、このところ成果の出ている4-4-2でしっかり守る体勢を整えた方がCLではやりやすそう。攻守ともに4-3-3でいくとしたら、ディマリアが中盤に入れる場合、つまりロナウドとベイルが万全で両サイドにいる場合ということになる。
■いざミュンヘンへ
控えを起用して4-0で終えられたことは素晴らしい。アトレティコはしっかり勝ち続けているが、リーガの望みは繋げられたし、CLに向けて弾みがつく。
最初に触れたように、自分達がやりたいことばかりをやっているわけにもいかない難しい試合が続いていた中で、こうした試合ができたことをプラスに捉えたい。センターバックがどんどんあがるくらい伸び伸びプレーすることもたまには必要だ。
ミュンヘンでは、第1戦の集中を思い出し、最後まで戦ってもらいたい。