レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第3節 vアトレティコ

遅くなってしまったので、アトレティコ戦を簡単に振り返る。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、コエントラン

MF:クロース;モドリッチ、ハメス・ロドリゲス

FW:ベイル、ベンゼマロナウド

62分:ベンゼマチチャリート、71分:ベイル→イスコ、76分:アルベロア→バラン

GKに変更なし。その他は予想通りの面々。

アトレティコの先発メンバー

GK:モジャ

DF:フアンフランミランダ、ゴディン、シケイラ

MF:ガビ、ティアゴ;コケ、ラウール・ガルシア、ラウール・ヒメネス

FW:マンジュキッチ

60分:ガビ→アルダ、63分:ラウール・ヒメネス→グリースマン、77分:マンジュキッチマリオ・スアレス

アルダはベンチから。シメオネはベンチに入れずスタジアムから観戦。

■妥当な敗戦

デルビーでの敗北という結果はいつも重いものだが、どう贔屓目に見ても厳しい試合になると考えていたので、特別残念な印象はない。少し以前のように勝ち点3を計算できる相手ではもはやないし、昨シーズンから比べればマドリーが力を落としている現状では至極妥当な結果だったと言える。

警戒しなければならないアトレティコの強みである空中戦、セットプレーで早々に先制を許したことも象徴的。アトレティコは昨シーズンからの長所を維持し、マドリーはそれに対応する術を失ってしまっている。

マドリーはスーペルコパで対戦した時から内容に改善が見られておらず、追いかける展開になると辛い。

前半はかなりボールを保持し攻勢に出られていたが、アタッキングサードでのアイデア不足は相変わらず。この11人であればハメスがその役割を担う必要があるのだが、攻撃にまだまだ参加できていない。この状況であれば、守備で計算できるイジャラメンディを起用し、その前にクロースとモドリッチを配置して、モドリッチがエリア周辺でのプレーに参加できるようにした方がバランスも良く、チームをより理解しているモドリッチができることも増えそうだが、多額の移籍金を支払ったプレーヤーをバランスを取るためにベンチに置くことはできないのだろう。

守備の不安定さから失点を重ね、追いかける展開となっては最後のところで手詰まりになる現状は、何とか打破しなければならない。

現有戦力で新たなバランスを見つける必要があるが、攻守ともにメリットを得られていないハメスをうまく組み込み、11人を並べる難しい作業がアンチェロッティには課されている。

攻撃面はまだまだ相互理解もない状態なので、今後の改善を見込むとしても、守備面は早急に手を打ちたい。先制して下がられてしまうと、今の攻撃の質では効果的な手が出せないから、先に失点しない形を作ることが重要。五分の状態であればスペースができる可能性は高まり、多少バラバラであっても個の力で打開できるだろう。チームとして形ができるまではそうして勝ちを拾って凌いでいくしかない。

幸い、マドリーにはそれができるだけの能力を持った攻撃的プレーヤーが揃っているのだから、彼らにうまく頼りながら不安定な時期を乗り切っていきたい。

■見る側にも落ち着きが必要

難しい時期になるとすぐに騒がしくなるのもマドリーの”話題豊富な”ところ。

責任ある立場にいるペレスやカシージャスについて言いたいことを言う権利は応援する者全員にあるが、仮にも応援している者が言う以上、言うべきタイミングというものは考えるべきだろう。

それを煽るメディアも相変わらず。プレーに特段問題のなかったこの試合でのブーイングを取り上げてカシージャスを槍玉に挙げているが、状態が悪くなれば一事が万事この調子だ。

アンチェロッティに延焼していないだけまだましとも言えるが、このまま騒がしい状態が続けばペレスは立場上何らかの手を打たなければならなくなる恐れがある。そうなれば、CLを制したチームは名実ともに1シーズンで瓦解する。マドリディスタの中にそれを望む者はいないと信じたい。

チームの力が落ちているのは確かだが、まだシーズンは始まったばかり。長い目で見て現状を見ていくべき。

リアソール

ミッドウィークにCLを挟み、次節はリアソールデポルティーボと対戦。

難しい時期に面倒なアウェイだが、一時期の呪いはもう効果を失っているはず。90分集中してプレーできれば勝ち点3を持って帰れるだろう。過信も怠慢もないプレーを臨む。