遅ればせながらルーカス・シウバとの契約について。
マドリーはルーカス・シウバの移籍についてクルゼイロと合意に至ったことを1月23日に公式サイトで発表している。
移籍金は1500万ユーロ程度と報じられており、マドリーとルーカス・シウバは’19~’20シーズン終了までの契約を結んだ。背番号は16となっている。
モドリッチが離脱して以来、クロース、ハメス、イスコとアンバランスな構成が続いていた中盤に厚みが加わることになった。
展開できるパスの能力とともに、守備での貢献も期待したいところで、この冬の移籍市場でわざわざ契約した理由の1つはその点のはず。中盤の守備を引き締められるようなプレーヤーになってくれれば素晴らしい。
もちろん、その前提としてアンチェロッティが起用できるプレーヤーでなければならない。
中盤にはイジャラメンディ、ケディラがいるが、主力組の負担を軽減できるほどには起用されていない。その他のポジションも同様だが、サブのメンバーがいてもあまり使われない印象がここまではある。ただ、能力的な部分とともに政治的なことも考慮されてのことかもしれず、出場時間に見られるほどには主力と控えの差がはっきりしているとは私は考えていない。
ペレス会長がわざわざ冬の市場で契約した、というルーカス・シウバには、プレー面以外でもある意味で箔がついていので、純粋にプレーで主直組に食い込んでいってもらいたい。人数は増えたけれど、控えが増えただけで主力は何も変わらなかった、という結果は見たくない。
週末の試合でも少し出場時間がありそう。まずは早くチームに馴染んで、良いプレーを見せてもらいたい。