レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第36節 vグラナダ

CLの合間のリーガ。降格の決まっているグラナダとアウェイでの試合。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャ

DF:ダニーロ、ナチョ、セルヒオ・ラモス、コエントラン

MF:コバチッチ、カゼミロ;ルーカス・バスケス、ハメス・ロドリゲス、アセンシオ

FW:モラタ

59分:アセンシオ→ベンゼマ、69分:カゼミロ→イスコ、77分:ルーカス・バスケス→マリアーノ

ジダンは大幅なローテーションを実施。アトレティコ戦から続けての先発はセルヒオ・ラモス、カゼミロのみとなった。

グラナダの先発メンバー

GK:オチョア

DF:フルキエル、インガソン、オングラ、ガストン・シルバ

MF:アングバン、クルヒン;クエンカ、ペレイラ、マジェ

FW:アドリアン・ラモス

18分:マジェ→アグボ、46分:クルヒン→ロンバン、81分:ペレイラ→エントレナ

19位で降格が決定している。アウェイで18戦して勝ち点4では辛い。ホームでは勝ち点16を獲得しているものの、得点は17試合で16。

■酷いグラナダの出来、ハメスとモラタが仕留める

3分にハメスが先制ゴール。右サイドから良い崩しでハメスが決めた。

いきなりの先制以降、試合が進むにつれグラナダの出来の悪さが際立った。局面で頑張れないので、そもそも技術が高いマドリーのプレーヤーは簡単に突破していく。アタッキングサードへ容易に侵入し、そこからのプレーもこれほど余裕があっていいのかというレベル。

11分にもハメスが得点を挙げ、全く問題ない試合となった。

早々に2失点したグラナダは18分に選手交代。ここまでの出来を考えればわからなくもないが、下げるプレーヤーのことも考えるとマネージメントとしては悪手。

そういうことに構っていられないということなのか、それ以前に考慮する必要がないということか、いずれにせよ、全体としてモラルが低下していることが伺えた。

多少技術が劣っていても、組織立って守り、最後のところは個々のプレーヤーがきっちりプレーすれば何とかなることがあるだろうに、そうした粘りを半ば放棄しているよう。これでは戦えない。

マドリーは30分と35分にモラタが追加点を決め、前半のうちに勝負を決めた。

後半はマドリーもグラナダのプレーにお付き合い。ペースを上げる必要は全くなく、このまま終えて良い状況だし、負傷の不安もあるので、妥当なところ。

グラナダの出来の悪さを考えれば、もう少しゴールを見たかったようにも思う。攻撃的なポジションはハメス、モラタ以外にも結果がほしかった。こういう試合であってもゴールはゴールだし、チャンスがあって決められるか否かは大きな差。緩い試合でもあっさり仕留める、という印象が大事。

ハメスはゴール以外でも存在感を発揮していた。中央で様々なところに顔を出す自由があると、さすがに質は高い。イスコと同じような場所を与えられれば、十分にやれそう。

問題はバランスを見た上でそういう場所を用意できるかというところで、本格的には来シーズンの課題になる。怪我がちなベイルではなく、イスコやハメスの能力を生かすことを優先するかどうか、いろいろ考える必要がありそう。

■残り3試合

怪我やカードがなく勝ち点3を得て試合を終えられて良かった。勝負は早い段階で決したが、その後に筋肉系のトラブル、というようなことになると終盤に向けて厳しくなるので、その点はほっと一息。

バルセロナビジャレアルに勝利し、互いに譲らず。マドリーは次節セビージャ戦をベルナベウで戦い、その後は延期分の第21節セルタ戦、最終節マラガ戦とアウェイ。相手も厳しいし、最後にアウェイ連戦となるのも難しい。

優勝するためには残り試合を全勝しなければならないだろうが、1つずつ、丁寧にやっていってほしい。

ミッドウィークはアトレティコとのCL準決勝第2戦。こちらは3点のリードを得ているが、油断せず試合に入りたい。