2007年最後のリーガ・エスパニョーラ、第17節バルセロナ戦の招集リストが発表された。
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ、トーレス、エインセ
MF:ディアラ、ガゴ、バティスタ、グティ、ロッベン、ロビーニョ、スナイデル
サルガド、ソルダード、コディナ、ドレンテ、イグアイン、メッツェルダー、バルボアが戦術的理由で招集外。
グティがねんざのため、招集が危ぶまれたが、無事招集リスト入り。
ロッベンも問題なく招集され、主力メンバーも怪我なくバルセロナへ向かう。
報道によれば、マルセロをエインセに替えて試合に臨む模様。
その他は前節と変わらず、
GK:カシージャス
という陣容になると思われる。
マルセロについては、故障などの情報はないので戦術を考えての変更だろう。
カンプ・ノウでの試合で守備に不安のあるマルセロよりもエインセを起用するのは妥当な判断。
(これまで多少無理をしてでもマルセロを起用してきたのだから、それを継続すべきかもしれないが)
マドリーにとってのキーは前線の3人。
バルセロナはマルケスとミリートのセンターバックを採用しており、ここからのボールの供給が起点なので、それを制限できれば、バルサの攻撃陣の圧力が軽減される。
また、このセンターバック2人の起用に伴って、右サイドバックでの出場が続くプジョルとロビーニョが1対1となる局面を作れればチャンスを作ることができるだろう。
中盤の3人に関しても、守備での貢献がこれまで以上に求められる。
メッシが欠場とはいえ、バルセロナの前線にボールが入るとどんな守備陣でも苦しいのは明白なので、そこへのボール供給を断つことに主眼を置くべき。
主にシャビ、グジョンセンに楽にボールを持たせることや、そこから簡単にパスが出すことを防ぎたい。
バルセロナの前線にボールが入った場合は1対1を減らすように、フォローを素早くしたい。
1対1を各所で作られればいずれは突破され、決定的ピンチを招くだろう。
そうなる前にフォローに戻ることが大事。
理想としては、マルケス、ミリートからの自由なパス出しを制限し、無理をしたところを奪取したら素早くロビーニョへ、という形か。
ボールの支配率も含め、試合の主導権をバルセロナに握られるのは致し方のないところだろうから、
ボールの取り方と、そこからの素早い攻めの形を作ることに集中するべきだと思う。