レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

ここが正念場

ニステルが右くるぶしの関節嚢炎の手術を受けた。

約6週間の戦線離脱と予想され、サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコでの復帰を目指す。

とは言っても、実際にプレーするのは最後の2節ほどと考えられるので、残りのリーガの大部分を主力のフォワード抜きで戦うことを余儀なくされた、と言っていい。

今シーズン、ニステルを欠いた試合ではイグアインバティスタが主にその代役を果たしてきた。

それぞれ違う形で、ラウールやロビーニョと組み合わされている。

また、ロッベンが招集されれば、ロビーニョ、ラウール、ロッベンという形も十分あり得る。

が、一番の得点源を失った今、誰が点を取るのか、という問題は解決できるものではない。

というのも、以前の記事でも再三書いているように、「代わり」が試された時間があまりに少なく、信頼性、実績ともに目に見える形になっていないからだ。

それは、ニステルに依存してきた今季のツケと言っていい。

具体的にはどうするか。

中盤にまで手を加えて、一から作り直すのは時期からいって得策ではないだろう。

よって、3トップ状の布陣を基本とした形を保って、好調時の効率性を再現することを目指すべきと考える。ラウールとロビーニョは健在なのだから、あと一つの枠に誰を当てはめるか、を考えればいい。イグアインロッベンサビオラソルダードのうちから選ぶことになるだろう。

敢えて中盤にまで変更を加えるならば、それなりのリスクを覚悟しなければならない。

スナイデルグティが出場可能な限り、どちらも先発させないという判断をシュスターがするとは思えないので、前節のように右サイドをサイドバックに任せっぱなしにするリスクを負うか、中央に配して攻撃的にし、打ち合いとなるリスクを負うか。

どちらの場合も結果を十分残した形ではない。

前線も中盤も不確実にする必要はないのではないだろうか。

中核の選手が抜けたときに、簡単に穴が埋まることなどあり得ない。

これまで出番がなかった選手の士気と、監督のマネージメントに期待し、バレンシア戦の布陣に注目してみたい。