レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第31節 マジョルカvレアルマドリード

今節はアウェイでマジョルカと対戦。セビージャ戦の良い流れを継続できるか。

■マドリーの先発メンバー

GK:カシージャス

DF:セルヒオ・ラモスカンナバーロエインセ、マルセロ

MF:ガゴ、グティスナイデルロッベン

FW:ラウール、イグアイン

予想通りのメンバー構成。ロッベンは自由に振舞うので4-3-3ともいえる。

マジョルカの先発メンバー

GK:モヤ

DF:エクトル、ラミス、ヌネス、フェルナンド・ナバーロ

MF:バシナス、バレーラ、ホナス、イバガサ

FW:グイサ、アランゴ

2トップの下に位置するイバガサがゲームをコントロールする。当然グイサにも警戒が必要。

■走るしかない

前節とは違った様相の試合となった。前節の出来がよすぎたとも言えるが、同じ構成なのに、走る量が全く違う印象。

ディアラがおらず、グティスナイデルを併用している中盤では、ただでさえ守備に不安がある。だから、運動量でカバーする必要があるのだが・・・

判定に救われていた場面が多かったのも偶然ではないだろう。

守備が悪いと攻撃もリズムを失う。

良い攻撃をするためには良い守備をして、高い位置でボールを奪うことが重要だが、何度もディフェンスラインを晒すようだと当然ピンチも多くなるし、ボールを奪っても低い位置からの攻撃スタートでは効率が悪い。

そんななか、ロッベンは以前のロビーニョに近い形で攻撃に貢献する。スペースがある状態でボールを受けられた時のドリブルは可能性を感じる。

パスの出しどころがグティスナイデルの2つあるので、攻撃に転じれば相手の脅威は増えるはず。それをもっと生かすには、やはり守備が重要だと思う。

そして、現状のメンバーを維持したまま守備を良くするには、前節のように前線から走っていくしかない。

42分、ロッベンが右サイドを突破し、クロスをスナイデルが押し込んでマドリーが先制する。ロッベンの推進力が生きた形だが、幸運なリードだったといっていい。

■勝ち点は何とか・・・

後半開始時点で両チームとも交代はなし。

流れも修正された印象はなく、前節のような動きは見られない。

66分、フェルナンド・ナバーロへのファールでセルヒオ・ラモスが2枚目のイエローカードを受け、退場。

遅れ気味に足をあげてしまったので、妥当な判定だろう。

この退場でマジョルカの攻めをマドリーが受ける形に一気に傾く。

イバガサと2トップ、さらにバレーラとホナスがサイドから補完する攻撃は、マドリーの中盤の出来では受けきれない。

69分にディアラ、75分にトーレスと、アップができた順番で、それぞれイグアインスナイデルと交代させたが、先に入ったディアラが右サイドバックの位置に入っている間に、バレーラに替わったボルハ・バレーロが美しいゴールを決めたのはなんとも不運。

両チームの交代策が対照的な結果となってしまった。

ディアラとトーレスが逆に出場していれば、とも思う。

が、今節の守備の出来を考えれば、失点は当然の帰結かもしれない。

この後、81分にラウールを下げ、バティスタ

ラウールを下げたこともそうだし、ロビーニョを使わなかったことからも、10人になったアウェイの試合で勝ち点1を守るという意思を読み取るべきだろう。

終盤の采配の思惑通り、1-1で終了した。

が、ベンチで悔しさをぶつけていたスナイデルの表情が、セルヒオ・ラモスの退場以前にもっと何とかなった試合だということを物語る。(途中交代の無念さもあるだろうが・・・)

10人になり、追いつかれて以降は引き分けもやむなしだっただろうが、(何度も書くけれど)前節の出来を考えれば落差が大きい試合だった。

ボール支配率は50%ずつ。枠内シュート数はマドリーが5本、マジョルカが2本となっているが、全体的にいい攻めを見せていたのはマジョルカだった。

良い時は素晴らしい試合ができるのに、ダメな時はダメ。そんな波をなくしていけば、と思う。

次節はセルヒオ・ラモスが出場停止。右サイドがまた懸案にならなければいいが・・・

次節はホームでムルシアと対戦。