ストライキの影響で試合開催が危ぶまれた最終節だが、今シーズン最後の公式戦は無事行われた。レバンテの選手に感謝。
■マドリーの先発メンバー
GK:コディナ
ベンチ入りメンバー:デュデク、メッツェルダー、エインセ、バティスタ、ガゴ、ロッベン、イグアイン
シュスターの発言通り、コディナが一部リーグデビュー。
最終節ということで、メンバーを若手に落としてくるかと思っていたが、ホームでのフィエスタに主力を先発させようということか。
軽い負傷を考慮し、ガゴは控え。
マドリーは来シーズンモデルのユニフォームを着用しての試合となった。
■レバンテの先発メンバー
GK:レイナ
MF:ハビ・フエゴ、セラーノ、クルトワ、ファンマ
FW:ペドロ・レオン、ヘイホ
既に二部への降格が決まっているレバンテ。
抱えている問題を考えると、彼らが再びサンチャゴ・ベルナベウのピッチに立つのはずいぶん先になるんだろうな、とふと思う。
■得点経過
今節は公式戦だけれど、選手も、見ている側もパーティ気分。マドリーは守備をしっかりするというより得点を多く取ることを意識しているのがわかる。
一方のレバンテの選手たちも、ストによる試合のボイコットはしなかったものの、給料の未払い問題が解決したわけではなく、どこか冷めていた印象だった。
マドリーのフィエスタは嬉しいけれど、相手のレバンテの状況を思うと切ない。
そんな状況の試合なので、内容については今回はなし。
お互いに攻め合う展開だったので得点も多かった。
得点の推移は、以下。
22分ニステル(1-0) コーナーをセルヒオ・ラモスがヘッドでつなぎ、ニステルが頭で合わせる。
27分セルヒオ・ラモス(2-0) 右サイドからのグティの美しいセンタリングにダイビングヘッドで。
40分ニステル(3-0) セルヒオ・ラモスのクロスをロビーニョが折り返し、ニステルが詰める。
52分ヘイホ(3-1) 左サイドからのクルトワのクロスに合わせる。
63分ヘイホ(4-2) 再びクルトワのクロスがヘイホに合って2点目。
77分セルヒオ・ラモス(5-2) コーナーを頭で合わせて。
ちなみにマドリーの交代は、62分にカンナバーロとロビーニョに替え、メッツェルダーとロッベン。70分、ニステルに替えてイグアイン。
■リーガの話題をいくつか
最終節までもつれた降格争いだが、サラゴサ、ムルシア、レバンテが降格することになった。
サラゴサは最後は粘ると思っていたが、立て直すことができず。いい選手が多いので、サラゴサの降格はオフシーズンに少なからず影響を与えるだろう。
また、バレンシアのGKカニサレスが最終戦で先発。既に契約解除が発表されており、バレンシアでの最後の試合となった。
今後のオファーによっては現役最後の試合となるかもしれない。
カシージャスが先発の座をつかむまで、マドリーの守護神であったカニサレス。あと少し、プレーしてほしいなと思う。
■良いオフシーズンを・・・
これから数か月、戦いの場はピッチからテーブルへと移る。
これまでのカルデロン会長の発言が履行されていくのか、それとも論理的でない行動に走ってしまうのか。
今よりもいいチームを作ってくれることを期待したい。