レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

シュスターはご立腹? 会長は役回りを間違った。

日本語での記事も出ているけれど、アス紙、マルカ紙ともに大きく伝えたニュース。

日本語記事はスポナビより。

以下の訳はアス。

マドリーの監督ベルント・シュスターは、選手の移籍に関して知らされるのが最後であることについて怒りを隠そうとしなかった。カルデロン会長が合宿先のオーストリアを訪れるのを、新加入選手についてリクエストするチャンスにしようとしている。

「最後に物事を知らされるのには慣れているよ。しかし、皆知っているのに私が知らず、質問に答えられないというのはいいことではないね。」と不快感を隠さず語った。

同様に、自身の年俸が上げられるかという質問にも憤りを示した。

「今は何もわからないよ。クリスティアーノ・ロナウド獲得よりは簡単だと思うんだがね。」と強調。

そういう事情で、彼はカルデロン会長がオーストリアの「舞台」に来るのを待っている。

「会長が来るのを待っているよ。会長と話して、どういう状況なのかを知りたい。報道されているようなことがあるのかを知りたいんだ。」とコメント。会長に対しては「良い”フィーリング”」を感じていることを強調したが、「重要なのは情報を得ることだ。」とも話した。

「少し不安はあるが、去年のチームがあるのだから、それほど心配はしていない。私は選手たちを全面的に信頼しているよ。ただ、我々は前を見なければならない。」と実現しうる補強について強調した。

・補強について

シュスターは補強として「完成された中盤の選手」を目標としているが、今はそれほど心配していない。

「唯一のアドバンテージは我々がレアルマドリーであるということだね。時間がかかったとしても、どんな選手もマドリーに加入したいと思ってくれるから。しかし、いいチームを作るためには、移籍期間の最後の一日まで待たなければならないとしても、できるだけ早く選手が来てくれるほうが良いよ。」

また、ロビーニョについても、新シーズンの戦力として信頼していると語った。

「チームでは成功のためにより良くなる必要がある。いつもチームをよりよくしようと試みる必要があるんだ。我々は昨シーズンリーガを制したが、可能性があるならばチームを改善しようとしなければならない。CLでも好成績を残したいし、リーガ連覇もかかっているからね。」

最後に、さらに補強することをカルデロンに求めることを疑っていないと語った。

「現時点では公式には何も決まっていないし、報告を待っているんだ。」

(以下略)

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

日本語での記事タイトルのように「不満爆発」というほどではないようだけれど、離れた場所で合宿中のトップチーム監督とフロントの意見交換が頻繁にはないことに不満と不安を抱えているのは確かなよう。

今月中旬に行われたという幹部会議の結果も報告されていないんだろうな、と思う。

会長はロナウドに熱を上げているが、記事によるとシュスターが求めているのは中盤の選手らしい。(となるとVDVはそれほど的外れではないのか・・・契約間近、月曜にサンチャゴ・ベルナベウでお目見えという記事も。)

現時点でトップチームに登録されるであろう選手の数は25人ちょうどいる。新たに選手と契約するなら誰かを放出しなければならないので、放出の動きも見ていく必要がある。

個人的に気になるのはドレンテ

昨シーズンの起用場所の曖昧さが解消されなければ、厳しいかもしれない。(移籍としても将来性を見込んでレンタルが妥当だろうけれど。)

中盤でも前線でも使える選手は、実績があるバティスタスーパーサブで結果を残しつつあるイグアインと2人いるので、出場時間のためにレンタルなら、と思う。

若手をベンチに置きっぱなしは、あまりにもったいない。

ロナウドに関しては久しぶりに記事を紹介。

まだアス紙の記事は見られていないが、移籍の意思をマンチェスターU.に伝えるらしい。

スペイン側の情報だけでは信ぴょう性は低い。

が、いずれにしてもクラブに合流する際に話し合いがもたれるだろうから、その時にどうなるか、というところか。

こういう記事が出る一方で、補強方針についてのスペインでのアンケートでは、VDVとビジャのプランをを支持する割合がかなり多くなってしまった。

もともと現状のバランスの変更に対する不安もあったし、だらだらと続くメロドラマにうんざりする人たちがどんどんふくれあがったという面もあるだろう。

会長のヒステリックともいえる発言(最近は「ロナウドが来るか、さもなければ誰も来ないか」というコメントが伝えられた)も、この移籍話に対する印象を悪くした。これでは移籍が実現した時の状況も悪くしてしまう。

コメントの真偽に関係なく、こういう情報が繰り返し流れることでネガティブな感情が膨らんでいってしまうのは他も例を見ても明らかだ。

ということは、ロナウドを巡るドラマで、カルデロン会長は役回りを間違ったということだろう。