レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

CL登録問題

マドリーの冬の補強の瑕疵をマルカが指摘した。

決勝トーナメントに向けて、UEFAは新しく3人の選手を登録することを認めているが、現行のシーズンでUEFAカップに出場した選手は3人のうち1人しか登録できない。

したがって、アヤックスポーツマスでそれぞれUEFAカップに出場しているフンテラールとラス(と呼んでほしいそうなので、これで統一します)のうち、どちらかを選ばなければならないだろうということらしい。

これはUEFAの規則17-17と17-18に基づくもので、17-17が「2月1日までに3人新しく登録してもよい」という部分で、17-18が「現行シーズンにUEFAに属するクラブの大会に出場した選手は、1人だけ『2つ以上のクラブで同一の大会に登録はできない』という規則から外れる」という部分らしい。

それに対してマドリーは公式サイトで反論。要点を言うと、

1.クラブは報道されたようなことについて想定していた。

2.フンテラールとラスの契約については、負傷者の穴埋めのために緊急の措置として冬に実行されたが、4年以上の契約をしたことからわかるように中長期的ビジョンに立ったものでもある。

3.UEFAの規約はクラブの法律部門が知っていた。この規約は同じ大会に他のクラブに所属して出場することを避けるためのものと理解しているので、UEFAに許可を求める。

4.2選手の獲得は、クラブの現在と将来のために、スポーツ部門、選手契約部門、監督の推薦があって行われたものである。

5.CLだけのために今回の契約をしたわけではなく、クラブとしてはリーガも同じように重要視している。

”らしい”というのは、私自身この条文のことを知らなかったし、知ってからも条文がどう解釈されうるのかよくわからないからなのだけれど・・・

「一つのクラブでCLに出場すると、冬に移籍して別のクラブでCLに出ることはできない」ということはよく知られている話だが、それが「UEFAカップとCLだと1人OK」なのか、クラブが主張するように「全く問題ない」ということなのか。

条文の解釈がどうなるのかは、法の素人として成り行きを見守るほかないけれど。マルカなどの記事を読んだ限りでは、こうした登録に全く問題がないのなら、17-18は必要ないことになってしまうんじゃないかという印象は持った。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

「CLに出られる選手」という条件をつけて選手選択をしていたはずなのに、ここにきてこういうことになるのは、ポカをやらかしたということだろう。

規約について認識していたなら、獲得交渉に入る段階でUEFAに確認を取るなりしておくべきだったはずで、今になって意見書提出と言っているのは遅すぎる。

怪我人の多発は不可抗力とは言え、冬の移籍は足かせが多くて厳しい。夏に読み違えたツケを、今払っている感じがする。