こちらは今朝の試合。ワシントンに移動して、D.C.ユナイテッドと対戦。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
MF:シャビ・アロンソ、スナイデル;グラネロ、カカ、ロナウド
FW:イグアイン
50分:ロナウド→ロッベン、スナイデル→ラウール、67分:シャビ・アロンソ→ガライ、カカ→グティ、74分:アルベロア→トーレス、78分:カシージャス→アダン、イグアイン→ネグレド、84分:アルビオル→メッツェルダー
ラスとベンゼマはフランス代表に招集されたため、ワシントンへは帯同しなかった。
代わりに、シャビ・アロンソが先発し、イグアインが1トップに入った。
■D.C.ユナイテッドの先発メンバー
GK:ウィックス
DF:ヤニツキ、ヤコヴィッチ、バーチ、ポンティウス
MF:ゴメス、オルセン、ウォレス、フレッド
FW:モレーノ、ルイアーノ
交代のメンバーは省略。
■感想
アロンソ、スナイデル、グラネロと並んだ中盤は、しっかりボールを持てるなという印象。組み立てはこの3人なら期待してよさそう。
ここから3トップ気味に変形するカカ、ロナウド、イグアインを狙うのだが、裏をつこうというパスが多かった。
ペジェグリーニはそれぞれの試合に課題を持ってやっているようだから、裏のスペースを使うことを試す試合としたのかもしれない。
もっとボールを持った時にどうなるかは気になる。
1トップのイグアインだが、ベンゼマに比べてボールが収まりづらくなってしまうのは明らかだった。
その分裏へ抜け出すプレーには期待できるのだが、ポゼッションという本筋を考えた場合に、イグアインの問題はこの点だろう。
後半にカウンターが決まるのは、これまで通りといえばこれまで通り。これが望む本来の得点の形ではないが、こういうやり方もあるということは確認できている。
今のところは残留するようなロッベンの途中出場は、相手チームにとっては脅威だし、他の選手も速い攻めには慣れている。
後半途中、シャビ・アロンソに替わってガライが入ったことにより、ペペがピボーテの位置へ。ガゴ、ラスがいない状況なので、練習試合でもあるし、苦肉の策なのかあり得るオプションなのかはわからない。
どうにもならない時に使う手かな、というくらいに考えておいた方が良いだろう。
アメリカ遠征では2戦とも先発したドレンテ。
特に今朝の試合では”まともな”プレーを見せてくれていた。パス、クロスが良かったのは、精神的にも技術的にも安定してきた証拠だろう。
ただ、守備がお粗末なことが多いのは相変わらず。
ドレンテかマルセロがアルベロアとポジション争いをしっかりとできれば、サイドバックはいろいろな組み合わせができるが、左サイドバックがアルベロアかトーレスしかない、という風になってしまうのは勿体ない。
せっかくのチャンスをしっかり活かして成長を見せてもらいたいものだ。
■今後
マドリーの遠征メンバーは既にスペインに戻っている時間。
今週はマドリードで練習し、15日にアノエタでレアル・ソシエダード創立100周年記念試合を行う。
今は2部に所属するソシエダとの対戦は2007年以来のこと。
シャビ・アロンソは古巣のクラブとの対戦となる。
※サルガドのコメントについて触れようと思ったのですが、遅くなったので、また明日にします。すみません。