テネリフェとは7年ぶりの対戦。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
FW:ラウール、ベンゼマ
46分:セルヒオ・ラモス→グティ、グラネロ→カカ、79分:ロナウド→ディアラ
ペペが早速先発。カカを休ませてグラネロが入った。
■テネリフェの先発メンバー
GK:アラゴネセス
DF:ベルトラン、マノロ、ルナ、ベルビス
MF:ミケル・アロンソ、ロマン;アルファロ、コメ
FW:リチ、ニノ
38分:ベルトラン→シシリア、61分:マノロ→オマル、81分:コメ→ジネイ
テネリフェは1部に昇格するにあたって、攻撃陣をレンタル中心に補強してきたらしい。
■走らない
序盤から運動量のなさが目についた。今朝はそれに尽きる。
前線でボールを受ける動きが全くと言っていいほどなく、最終ライン付近から何となく蹴りだす形のロングボールばかり。いつもなら下がってきてボールを受けてくれるラウールも今日はそういう仕事をせず。
蹴ったボールがテネリフェに拾われるか、出しどころを探している間にプレスの網にかかってしまうかで、高い位置でポゼッションをできているのはむしろテネリフェの方というありさま。
これではブーイングが出るのも仕方ない。
また、ラスとシャビ・アロンソの位置が横関係だったのも気になった。
ラスが前に出て、シャビ・アロンソが底に1人でいる状態の方が、これまでのところでは良かっただけに・・・これも一つのテストとみるべきか。ラスに前でボールを追ってもらい、シャビ・アロンソには後ろからパスを捌いてもらう方が良いのだが。
とにもかくにも、前でボールを引き出せないのでチャンスはほとんどなし。
■撃ち合って勝利
後半に入ってカカとグティが入った。
セルヒオ・ラモスは左足副側靭帯に痛みがあったようで、大事をとっての交代。
47分、ベンゼマがシャビ・アロンソのセンタリングにうまく合わせて先制。悪いなりにここで先制できて落ち着いた。
さらに、58分、ロングボールへの対応を誤ったマノロのミスをついてベンゼマが決め、2-0。
前線の動きが増えたわけではない。が、独力で前を向いてボールを収めることができるカカの投入と、グティ、シャビ・アロンソの簿ぶれピボーテとして守備から撃ち合いにシフトしたことが結果的に功を奏した。
後半の途中から明らかに戻りが遅くなり、後ろの5,6人しか守備をしていなかった。撃ち合いで勝つというのは、こういう大ざっぱなことになりがちだが。
それでも77分にカカが美しいミドルシュートを決めて3-0とし、試合をきめてしまえたのは、ありきたりだが決定力の差としか言いようがない。
カカのミドルが決まったのは嬉しかった。
■今週の2試合
ひどい内容ながら3得点で勝利し開幕5連勝。
カカもそうだが、グティが好調なのは嬉しい限り。かなり走っているし、ここらへんはチーム内の競争が良い方に作用しているのだろう。
リーガの次節はアウェイでセビージャと対戦。その前にCLグループステージ第2節、マルセイユ戦がある。こちらはホーム。
厳しい2試合だが、勝っておきたい。
今日が底の出来だと思うので、どんどん改善していってほしい。
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