レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

グティの居場所はどこに

今週末のマジョルカ戦の招集リストに、グティが名を連ねることになりそうだ。

1月6日の練習で全体練習に加わり、7日の練習でもカカとともに良いペースで練習していると公式サイトが伝えている。

実際に招集されれば、アルコルコン戦以来の招集リスト入りとなる。

■どこならプレーできるのか

現状のシステムで、グティの居場所はあるのか。これは考えなければいけない問題だ。

中盤の3-1を考えよう。

3の底は難しい。シャビ・アロンソの代役はほしいところだが、グティは確実に繋いだり守備を試合を通して継続したりすることに期待はできない。

右はラス。ここは調子を取り戻しつつあるセルヒオ・ラモスがあがり、サイドに厚みを持たせるための縁の下の力持ち的役割。まず広いスペースをカバーできる選手である必要があるため、ここもだめ。

グティ本来のポジションであるトップ下は競争が激しい。まずカカがいる。そしてカカの負傷で得た出場時間にきっちり仕事をして見せたファン・デル・ファールト

現在のグティのトップ下としての立場は2番手争いの一角だ。

時間が与えられればパスでこれまで通り異彩を放つことができるだろうが、その時間がどれだけ与えられるか。

カカの恥骨炎が癒えてきているので、普通に考えると難しい。

左はマルセロ。サイドを意識しつつ、意外な動きで攻撃に参加する。ここが一番可能性がある。

マルセロ同様の攻守バランスで良いなら、ずっと守備を意識する必要はない。逆サイドまで行って持ち場を離れてもある程度許されるし、ゴール前でも仕事ができる。

アルベロアとサイドの守備をする必要はある。行ったきりも許されない。が、常に守備を気にしなくても良いというのがグティにとってプラスだ。

というわけで、試合に出るなら3の左の可能性が高い。

グラネロ(とドレンテ)も控えているので、ポジション争いが厳しいことはトップ下と同様だが、壁はまだこちらの方が低いだろう。

■ベテランの矜持を

ドライなことばかり書いてきたが、カンテラーノ・グティが帰ってきたことはファンにとっては喜ばしいニュースだ。

冬に移籍してしまう可能性もあったが、これでひとまず落ち着くだろう。やはり14年もいた選手が簡単に(しかもシーズン途中の冬に)移籍してしまうのは寂しい。

若い選手が多い中で、ベテランの矜持を見せてもらいたい。