遅ればせながら、第37節、アスレティック戦を。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
46分:ガゴ→カカ、66分:グラネロ→ベンゼマ、82分:イグアイン→ディアラ
カカは控え。グティとグラネロが攻撃的中盤に。
■アスレティックの先発メンバー
GK:イライソス
DF:イラオラ、サン・ホセ、アモレビエタ、コイキリ
MF:グルペギ、イトゥラスペ、ハビ・マルティネス;ジェステ
FW:デ・マルコス、トケーロ
53分:デ・マルコス→スサエタ、64分:ジェステ→ガビロンド、73分;トケーロ→ジョレンテ
ホームではマドリーを苦しめたアスレティック。サンチャゴ・ベルナベウでもその再現を狙う。
■前半で決めたかったが・・・
来シーズン、シャルケ04へ移籍するメッツェルダーへ、試合前にペレス会長からトロフィーが授与された。
新天地では出場時間がもっとあるだろう。怪我なく頑張ってもらいたい。
さて、試合は19分のアモレビエタのハンドによる退場とPKで方向性が決まってしまった。
アスレティックはブロックを作ってフィジカル勝負に持ち込むしかなくなり、マドリーはボールを持ちながら、なかなか攻められない。
アスレティックを自陣から引っ張り出そうにも、10人になってやることがはっきりしたためになかなか出てきてくれない。
それなのに、40分にジェステ1人にディフェンス陣がかわされ、うまくミドルを決められて同点に。
この後、攻撃陣を投入して73分にイグアインが押し込み、勝ち越すまで、アスレティックの狙いは成功していたと言っていい。
つまり、少ない人数で攻めて同点にし、無理をしない試合運びをすること。
その意味で、絶対に与えてはいけない1点だった。
73分の2点目以降、一気に4点取ることに成功したから良かったが、ああいった形で追いつかれると、そこからもう一度緊張感を持って攻撃するのはなかなか大変だ。
失点したディフェンスの集中力の欠如も問題だが、前半で一気に片を付けるくらいの勢いが攻撃にもあってほしかった。
ただ、終盤できっちり勝ちにつなげる力はさすが。
■その他もろもろ
メッツェルダーは、最後のサンチャゴ・ベルナベウで出番なし。
ちょっとさびしい気もするが、試合展開としては仕方ないか。
終盤ベンゼマが久々にゴールを決めたので、気分的には良いだろう。イグアインが一気に得点を取れる選手になったため、出番が少ないままのシーズンだったが、これを足がかりにしてもらえれば。
さて、最終節まで優勝の行方が分からないシーズンになった。
最後のマラガ戦も勝って、バジャドリーに望みを託せるようにしたい。