レアルマドリードのある生活

レアルマドリードの応援日記。試合中心にお送りします。

リーガ・エスパニョーラ第12節 vアスレティック

バルセロナ戦前のリーガ。

戦前にバルセロナアルメリアに圧勝していたため、首位でバルセロナ戦を迎えるためには勝利が必要。

■両チームの先発メンバー

・マドリーの交代 67分:ケディラ→ラス、75分:イグアインベンゼマ、77分:エジル→グラネロ

アスレティックの交代 46分:ウスタリツ→アウルテネチェ、59分:ムニアイン→イニゴ・ペレス、73分:ガビロンド→ダビド・ロペス

両チームとも4-2-3-1。マドリーは相変わらずの11人。アスレティックは左サイドバックがおらず、アモレビエタを左に置いている。

■立ち上がりをしのいで

アスレティックの長所はあたりの強さ。リーガでは珍しく、フィジカルコンタクトで中盤を支配できるチームになっている。ハビ・マルティネスとオルバイスピボーテで相手の攻撃の芽を摘むし、攻撃的な選手も接触をいとわない。

マドリーは、すばやくボールを動かしてプレッシャーを受けないようにしたいところで、中盤中央でガシガシやっていたのではなかなか攻撃は難しいから、サイドへ早く運んでそこから、というのが第一かと思われた。

が、マドリーはふわっとした立ちあがり。

勢いは完全にアスレティックの方に傾いてしまい、繋ぐのに一苦労。ふわふわしたまま、序盤のピンチをジョレンテに決められていたら、相当に厳しい試合になっていたはず。

モウリーニョがベンチ入り禁止になっているせいか、びしっと締め直すことはできないまま、10分くらいまでは怖い展開。

それでも、18分、ゴール前でちょっとマークが甘くなったところをディマリアが縦パスをイグアインに入れ、イグアインはうまく体を入れてゴールへ。イグアインが強さを見せて先制に成功。

アスレティックはここでマークをミスしたのが痛かった。

29分には、相手コーナーから一気のカウンター。以前にもカルバーリョが得点したような、ゴールからゴールへのものすごいカウンターが決まり、2-0とする。

イグアインが持ち出して逆サイドのエジルへ、ダイレクトでロナウドに落としてシュート、というシンプルだが、速くて難易度の高いプレーを完成させた。

39分にジョレンテに押し込まれて1点差とされるが、後半はアスレティックの当たりをうまく利用してファールをもらい、PK2本と直接フリーキックで加点し、大量得点で勝負あり。

不用意に足を出したスサエタ(ディマリアは完全にPKをもらいに行ったプレーだったのに)は、アスレティックにとってはもったいない、マドリーにとってはありがたい3点目のきっかけを作ってしまった。

■来週へ向けて

アスレティックは、序盤で先制できていればと思わざるを得ない試合だった。マドリーは何とかしのいで、ゴール前でのひらめきと個人技による先制をできたのがとても大きかった。

こういう試合では優位に立っておかないと、接触が多くなってエキサイトして、おかしなプレーをしてしまったりするもの。余裕を持ってプレーし、点数をポンポンと取れたことで、流れをものにすることができた。

さて、来週はいよいよ首位争いをするバルセロナとの直接対決。

そろそろ久しぶりの勝ちを見たい。

モウリーニョがベンチに戻って、統制のとれたチームにしてくれれば、良い戦いができると思う。ドタバタして、バルセロナのやり方につきあうとアウト。

マドリーがここまで今シーズン見せているように、しっかりした守備から相手を脅かす攻撃を見せてほしい。